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大阪工業大学
DXフィールド

拠点の特徴

  • 3次元映像
  • ライトフィールド
  • 形状検査
  • 3Dカメラ

研究概要

 物体から様々な方向に発する光線情報を取得することで,物体の3D形状や表面特性などを得ることができます.本技術により,複雑な立体形状物の撮影が可能となり,また自動検査が難しい表面欠陥も検出できます.当研究室では,広い角度範囲の光線情報を取得できる撮影技術を研究開発し,様々な分野への応用を進めています.

研究者からのコメント

 製品の外観検査において,2Dカメラやレンジファインダを用いた検査では検出性能が不足し,目視検査している場合も多いと思います.本カメラ技術で取得した光線情報の活用で,検査の高度化や自動化が期待できます.
(情報科学部 情報メディア学科 空間映像システム研究室 河北真宏 教授)

研究実績

  • K. Sakamoto, S. Kono, M. Morimoto, M. Kawakita, “Aerial-imaging light-field camera with wide-viewing angle for real-time 3D imaging,” Electronic Imaging 2026 (2026)
  • S. Kono, M. Kameyama, M. Kawakita,” Aerial-imaging light-field camera and integral 3D video communication system,” Optica Imaging Congress 2024 DTh5F.5 (2024)
  • M. Kameyama, S. Kono, M. Kawakita,” Real-time wide-range light-field camera using aerial imaging,” Optica Imaging Congress 2023 DM2A.3 (2023)

参考URL

  • 無線通信
  • 無線LAN
  • モバイルネットワーク
  • ドローン防災
  • IoT/マルチセンサによる位置・環境モニタリング
  • スマート水産
  • 養殖DX

研究概要

IoTや無線ネットワークで実環境のデータを収集・共有し、AIによる解析と可視化を通じて状況把握・意思決定を支援する研究を進めています。センシングから通信、解析までを統合し、安全性・効率・信頼性を考慮したデータ利活用の手法・システム設計を目指します。多様な分野への展開を見据えます。

研究者からのコメント

現場で得られるデータの収集・解析・可視化を軸に、実課題の解決に資する技術の研究を進めています。防災、スマート水産、無線通信などの領域で、企業の皆様と課題を共有しながら共同研究の可能性を検討できれば幸いです。
(情報科学部 実世界情報学科 サイバーヒューマンシステム研究室 樫原 茂 教授)

研究実績

≪企業との連携実績≫

  • 株式会社ファーストパーソンとの共同研究(2020年〜現在に至る)
  • 株式会社国際電気通信基礎技術研究所への学術指導(2020年・2021年)
  • 三相電機株式会社への学術指導(2021年)

≪研究助成の実績≫

  • 公益財団法人 電気通信普及財団(2020年4月1日〜2023年3月31日)
    「ICT・IoT・AI技術による渡蟹養殖技術確立へ向けた実践的研究」
  • 兵庫県最先端技術研究事業(COEプログラム)【応用ステージ研究】(2020年10月2日 〜 2021年3月31日)
    「ポストコロナ社会における仮想空間司令本部:G空間ドローンプラットフォーム」
    (代表機関:合同会社スペーシャル・アーキテクツ、共同研究チーム構成機関:兵庫県立大学、大阪工業大学)
  • 消防防災科学技術研究推進制度 平成30年度新規研究開発課題(2018年4月1日 〜 2020年3月31日)
    「ドローンで取得した可視・不可視情報の提示とその実践的捜索活動に関する研究」

≪自治体・公官庁との連携≫

  • 令和元年度中国・四国ブロック緊急援助隊合同訓練(消防庁)(2019年12月1日)
    「高知県須崎市において情報収集活動訓練の実施」

参考URL

  • XR
  • AR
  • MR
  • DR
  • VR
  • SR
  • 画像・映像処理
  • コンピュータビジョン
  • 仮想空間生成

研究概要

3D Gaussian Splatting(3DGS)などの画像ベース3D再構成技術を基盤として、現実空間を高精度に再現・編集・提示するXR技術の研究を行っています。特に、事前取得した画像を拡張現実に応用するIndirect ARや、不要物をリアルタイムに消去する隠消現実(DR: Diminished Reality)に着目し、観光・防災・都市設計分野などにおける新しい体験提示や情報可視化手法の実現を目指しています。

研究者からのコメント

画像・映像データを活用したXR技術は、観光・防災・都市設計・教育・広告など幅広い分野での応用が期待されます。DXフィールドを活用した実証実験を通じて、企業の皆様とともに研究成果を社会実装へと発展させていきたいと考えています。
(情報科学部 情報メディア学科 視覚情報処理研究室 河合 紀彦 准教授)

研究実績

  • 画像修復や3DGSを用いた隠消現実(国際論文誌IEEE TVCG、情報処理学会全国大会ほか)
  • 3DGSを応用した不要物除去を伴う仮想空間生成・Indirect AR・立体映像提示(国際会議IEEE ISMAR, IDW ほか)
  • 文化遺産を対象としたAR/VRシステムの開発と社会実装(NICOGRAPH International、画像電子学会年次大会 ほか)
  • 360度画像を用いた画像処理(静止画像の映像化、自撮り支援システム)(電子情報通信学会論文誌、画像電子学会誌 ほか)

参考URL

センターによる研究支援体制

研究支援

大阪工業大学では、学長のガバナンスの下での研究支援・産学連携を推進するため、学長室下に研究支援社会連携推進課を配置しています。同課では、地域企業・自治体が抱える課題や、より一般的な社会課題の解決にかかるニーズを把握したうえで、工学部・ロボティクス&デザイン工学部・知的財産学部・情報科学部に所属する研究者の専門性や各産学連携拠点の特長に鑑みてコーディネートを進めております。

施設・設備

DXフィールドの屋内では、AI、IoT、CPS、データサイエンス、ICT、仮想空間技術、サイバーセキュリティなど、DX実現に必要となる様々な最新技術の実証実験を、天候に左右されず行うことができる、国内最大級の実証実験施設となっています(幅31m×奥行38m×高さ19.7m、延べ床面積約1、400m²)。コアファシリティとしての共同利用・共同研究が可能になるよう、整備を進めています。

研究シーズ

大阪工業大学 研究シーズ集2025
https://www.research.oit.ac.jp/oitid/seeds/

人材育成

文部科学省の令和4 年度成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業において採択となった「スマートマニファクチャリングに向けたDX イノベーションリーダ人材育成プログラム」を2023 年度より実施しています。プログラム活用企業数は30 社以上、実施後8割以上の肯定的評価を頂戴しています。
https://www.oit.ac.jp/learning/recurrent.html#id01

研究事例

消防防災活動におけるドローンの利活用に向けて——捜索活動支援のための可視・不可視情報の収集と提示に関する開発と運用

概要

ドローンが登場して10年以上が経ちますが、消防防災活動におけるドローンの利活用状況は期待にはまだ追いついていません。本研究では、消防防災活動でのドローンの利活用の定着に貢献すべく、開発に加え、運用も含めた研究活動を、実務者である消防隊員や分野を超えた研究者等と連携し進めました。具体的には、ドローンの利活用方法の一つとして捜索活動を対象に、可視情報(映像情報)と不可視情報(電波情報)を収集・提示するためのシステム開発と、ドローンの利活用に必要な訓練や運用方法の提示を行いました。

連携先

・ドローンに搭載する新機能の開発やその運用方法について
神戸大学、兵庫県立大学、高知工科大学

・ドローン操縦者育成について
株式会社ファーストパーソン、奈良先端科学技術大学院大学

成果

開発面では、映像情報に加えて、スマホなどの携帯機器の無線LAN・Bluetoothの電波情報を上空からドローンで取得し、地図上に提示するシステムを開発しました。山中での行方不明者の捜索実験では、上空80mから電波情報を検知し、効果的に捜索範囲を絞り込むことに成功し、捜索効率の向上が示されました。
また、運用面では、ドローンの訓練・運用方法の確立に取り組み、無人航空隊の必要性、その活動内容、他部隊との連携を含んだ「捜索マニュアル」を作成しました。また、消防庁主催のR1年度中国・四国ブロック緊急消防援助隊合同訓練で、「情報収集活動訓練」を実施しました。さらに、高知市消防局内でのドローン操縦者育成を産官学で実施し、2023年には約150名の消防職員をドローン操縦者として育成を行いました。

活用できた拠点の特徴など、PR

・情報科学部 実世界情報学科 サイバーヒューマンシステム研究室 樫原茂 教授
https://research-db.oit.ac.jp/html/200000172_ja.html?k=%E6%A8%AB%E5%8E%9F

・【大阪工業大学 OIT BREAKTHROUGH】消防防災活動におけるドローンの利活用の定着に向けた実践的研究
https://youtu.be/x26uYzf6WgQ?si=BwBXbsa5vFFM3ZMW

事前撮影画像を用いた破綻しない拡張現実感(Indirect AR)とVRとの融合

概要

枚方市に所在する百済寺跡(枚方市中宮西之町4340)は、特に歴史的・学術的価値が高い遺跡として特別史跡(全国で65件のみ)に指定されており、大阪府内では大坂城跡と並ぶ歴史文化遺産です。近年、建物の基壇の復元や一部遺構の露出展示など再整備が進められました。それにもかかわらず、実際のところ百済寺跡についての一般的な認知度は低く、来訪者も少ないままであるという課題を、枚方市文化財課は抱えていました。
 このような百済寺跡の認知拡大にかかる課題に対して、情報科学部・河合准教授の視覚情報処理研究室は、事前撮影画像を用いた拡張現実感(Indirect AR)の技術を活用し、百済寺跡の三重塔や金堂をCG で三次元復元し、現在の風景に合成する百済寺復元ARシステム(アプリ)を開発し、その後さらに「百済寺跡WebAR体験ガイド」を開発。復元AR体験ガイドでは、百済寺跡の南側(中門)と中央(金堂)に設置された看板のQRコードを読み取ることで、モバイル端末を通して朱色の2塔1金堂などが目の前に現れ、創建当時の百済寺の姿を体験できるうえ、音声ガイドにより百済寺を建立した百済王氏の歴史を学ぶことも可能となり、誰でもかつての百済寺を感じられるようになりました。(2025年3月末に運用を開始。)

連携先

枚方市文化財課

成果

▸論文
・「Integrated System of Augmented and Virtual Reality for Ruins Tourism」(2023)SuganumaYuya『Proceedings of NICOGRAPH International』p.85.
・「百済寺跡WebAR体験ガイドの開発と社会実装」(2025)岡田錬『第53回画像電子学会年次大会予稿集』
・「Motion Parallax Reproduction in Indirect Augmented Reality Using 3D Gaussian Splatting for Mobile Devices」(2025)UedaTatsuya『Proceedings of IEEE International Symposium on Mixed and Augmented Reality Adjunct (ISMAR-Adjunct)』p.105-106.

活用できた拠点の特徴など、PR

・情報科学部 情報メディア学科 視覚情報処理研究室 河合紀彦 准教授
https://research-db.oit.ac.jp/html/200000171_ja.html?k=%E6%B2%B3%E5%90%88

・枚方市プレスリリース「百済寺が現代に蘇る!特別史跡・百済寺跡で ARによる復元イメージ体験」
https://www.city.hirakata.osaka.jp/cmsfiles/contents/0000051/51870/070610-1.pdf

拠点詳細

【拠点名】
DXフィールド

【住所】
大阪府枚方市北山1-79-1 大阪工業大学枚方キャンパス内

【HP】
https://www.oit.ac.jp/oit/facility/dx-field/

【連絡先】
OIT.Kenkyu@josho.ac.jp(研究支援社会連携推進課)
OIT.ibu@josho.ac.jp(情報科学部事務室)

パンフレット(PDF)をダウンロード