拠点の特徴

研究概要
世界有数の宇宙版シリコンバレー=宇宙バレーを目指し、単なる産業集積という発想から離脱し、産学で人材と資金を循環させる真の革新的創造の拠点を創出します。そのために、道内の国立および私立大学が参画する国内最大の宇宙関連のアカデミア連携体制を構築し、それを道内を中心とした産業活動と繋げ、宇宙開発利用に関わる教育・研究およびビジネスを展開します。
研究者からのコメント
昨今、小型衛星やロケットに関する産業が国内で数多く立ち上がっていますが、従来の製造業モデルに留まるものが多いです。本拠点は、北海道というフィールドと宇宙関係では国内最大級の大学連携を活かし、ビジネス及び学術で世界と戦える拠点を創出します。


研究概要
世界最高の波長選択性と地上解像度を持つスペクトルカメラを、クラス最高レベルの姿勢制御機能を持つ50kg級の超小型衛星に搭載し、アジアの開発途上国を含む世界数10カ国との国際的な連携運用体制を構築し、高頻度・高精度の地球観測を最も低コストで実現します。
超小型衛星で得られるスペクトル情報を活かすための、地上(ドローン)での世界最大のスペクトルライブラリを構築し、地球規模で森林、農地、海洋、河川の状況をかつてない精度で把握し、資源探査の効率を飛躍的に向上し、大規模自然災害の把握とその予測やレジリエンスにも異次元の貢献をします。
研究者からのコメント
本研究グループは50kg級衛星としては、国内最多かつ最高の成功率を持ち、クラス最高の姿勢制御と世界最高のスペクトル計測を達成しています。この技術を世界に展開して、大国や世界的IT企業に支配されない宇宙開発利用を実現します。

研究概要
本拠点では主にハイブリッドロケットエンジンの研究開発を行っています。安全管理コストを大幅に削減出来るハイブリッドロケットは、打ち上げと軌道変換の両面で、小型推進機関用途に適しています。
北海道大樹町に整備する「北海道スペースポート」では、マルチスケールで高頻度に対応可能な次世代の宇宙輸送設備を目指します。滑走路を併設したロケット発射場によりスペースプレーンや空中発射にも対応します。北海道スペースポートをアジア最大の宇宙ハブ港となることが期待されています。
研究者からのコメント
安全なハイブリッドロケットにより宇宙輸送用推進機関を小型化し、機動的な宇宙理工学研究と宇宙利用を実現します。北海道スペースポートをハブとした宇宙シリコンバレー構想に研究開発面から寄与します。また、宇宙系の人材育成やスタートアップ支援を通じて,宇宙産業を北海道のあらたな基幹産業にすることを目指しています。
センターによる研究支援体制
研究支援
- 観測機器、衛星、ロケットの製作に必要な技術や、仕様条件(放射線、真空、熱環境、振動条件など)とその試験方法や製作のノウハウを、共同研究・事業の中で修得することができる。
- 衛星観測に対する要求(農林水産業、災害対応、環境保全など)を相談することで、その達成に必要な技術開発や製造を依頼、または共同開発することができる。
- ニーズに対し、既存の衛星を使った解析の方法について共同事業として実施することができる。
- これまで築いたネットワーク海外ネットワークを通じて、海外での事業展開について相談することができる。
施設・設備
宇宙機器に関する、真空、熱環境、振動などの試験を学内施設、または道総研などで実施する際、指導を受けることができる。
研究シーズ
当グループが衛星・衛星搭載機器・ロケットなどの開発を通じて得られた技術を、宇宙機に限定せず社会実装することを共同事業として展開できる。(例えば、ドローンを用いたスペクトル撮影による農業支援など。)
人材育成
これまで、外国の学生・技術者を含み、衛星機器などの開発指導した実績があり、共同事業の中で人材育成を行う体制を持っている。英語での人材育成も可能なので、外国人スタッフの研修も可能である。
研究事例
概要
- 東北大学グループとともに、50kg級衛星として国内最多かつ最高の成功率を達成しています。カメラの指向精度(衛星姿勢制御)は0.1度以下とクラス最高。
- それらの衛星に、世界最高の波長選択性(600バンド)を持つスペクトルカメラを搭載し、運用を行ってきた。プランテーション作物の病害地域の特定や、海上水蒸気分布の計測などで、世界初の成果をあげてきました。
- フィリピンの技術者を大学院生として受け入れ、同国が初めて開発した1号および2号衛星の開発・運用(費用は同国科学技術省の負担)を共同研究として行い、同国が宇宙庁を立ち上げる背景を作りました。ミャンマーの1号衛星も同国の費用負担で開発・運用を行ないました。
- CAMUI型ハイブリッドロケットの研究開発(小型打ち上げロケット用高推力ハイブリッドロケット。株式会社Mjolnir SpaceWorksにより研究成果を社会実装。)。
- 相乗り小型宇宙機用ハイブリッドキックモータの研究開発(相乗り宇宙機に起動変換能力を付与。Letara株式会社により研究成果を社会実装。)
- 端面燃焼式ハイブリッドロケットの研究開発(高推力と高い推力制御特性を備えた新形式ハイブリッドロケット。科研費挑戦的萌芽(15K14243)、基盤C(17K06943)、基盤A(22H00240)等。)
参考URL
- https://www.cris.hokudai.ac.jp(北海道大学創成研究機構)
- https://www.cris.hokudai.ac.jp/cris/smc/(宇宙ミッションセンター)
- http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~psg/(宇宙理学専攻惑星宇宙グループ)
- https://mech-hm.eng.hokudai.ac.jp/~spacesystem/(宇宙環境システム工学研究室)
- https://www.letara.space/ja(Letara株式会社)
- https://mjolnir-sw.com/(株式会社Mjolnir SpaceWorks)
拠点詳細
【拠点名】
北海道大学・創成研究機構・宇宙ミッションセンター
【住所】
北海道札幌市北区北21条西10丁目 北海道大学 創成研究機構3-106号室
【HP】
https://www.cris.hokudai.ac.jp/cris/smc/
【連絡先】
TEL:011-706-9244
E-mail:smc@cris.hokudai.ac.jp
【パンフレット等】
北海道大学創成研究機構Website:https://www.cris.hokudai.ac.jp


