拠点の特徴
- イメージセンサ
- マルチモーダルセンサ
- ガス成分センシング
- 画像処理
- ケミカルバイオセンサ
- ウイルス検出
- 不可視情報の可視化
- 分光画像計測
- 光学活性触媒
- フッ素化合物
- iPS細胞
- 概日リズム
- 豊橋プローブ
- 農業用センサ
- IT農業
- 植物工場
- 植物診断
- 光合成機能診断
- 弱いロボット
- 関係論的ロボット
- インタラクション科学
- ロボット行動計画
- 人物認識
- 交通安全マネジメント
- 交通ビッグデータ
- 耐震性向上
- 繊維強化複合材料
研究概要
革新センシング技術創成分野では、本学の世界的にも高く評価されているセンサ・MEMS 技術と半導体集積回路設計・製作技術とをもとに、様々なスマートセンサや集積化MEMS デバイスを実現してきました。さらに、化合物半導体や異種材料を取り込み、IoT 社会に不可欠で成長産業でもあるセンサ・MEMS 分野において、革新的なデバイスの研究開発を進めていきます。
研究者からのコメント
これらの強みと国内外の材料研究機関や応用研究機関と協働により、新たなコンセプトの次世代半導体・センサ技術の創成を目指します。
研究実績
- ニューラルインタフェース
- 農業用マルチモーダルセンサ
- 機械学習型マルチモーダルセンシング
- 多点光照射を用いた単一細胞スクリーニング
- 多項目バイオマーカー検出のためのMEMS光干渉型バイオセンサ
参考URL
研究概要
革新センシング技術展開分野では、IRES² で開発されたシリコンプローブやイオンイメージセンサ等を活用して脳情報の読み出しと制御に関わる研究を進めるとともに、神経科学のニーズに基づいた革新的な神経デバイス開発を目指します。
研究者からのコメント
ヒトの脳波を中心とした生体信号を計測・制御することにより、ヒトの認知処理に関わる神経ネットワークの解明の研究を進めながら、得られた知見をブレインマシンインターフェース (BMI) やニューロマーケティングなどへ応用していきます。
研究実績
- ウェアラブル「Team Flow」リアルタイムモニタリングおよび変調システム
- 3つのクリーチャから構成されるラポールトーク型のドライビングエージェント
- 豊かな社会の実現に役立つロボットシステム
- さまざまな聴力の聞こえの再現と理解
参考URL
研究概要
先端生命科学分野では、生命現象の理解と医学・薬学への応用を目指して、IRES² でのセンサ開発技術との融合による神経観察デバイスの開発、電気パルスを利用した細胞への遺伝子導入技術、最先端有機化学による医農薬原料の合成などを研究しています。
研究者からのコメント
神経科学、遺伝子工学、有機化学などの幅広い生命科学関連技術を駆使して、独創性の高い医工連携研究を推進しています。
研究実績
- 遺伝子工学と先端技術の融合による新しい脳神経科学研究
- 新たな有機合成反応の開拓と機能性材料開発への応用
- 脳への遺伝子スタンプ ~細い剣山型ワイヤーNTW による DNA スタンプで遺伝子組み換え~
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研究概要
先端アグリテック分野では、IRES² で開発されるセンサやデバイスを活用した先端的農業生産技術を開発します。具体的には、スマート温室や植物工場などの環境制御型農業生産システムを対象として、植物生体情報に基づいた高度な栽培・労務管理を実現するための植物診断技術( 画像計測、匂い成分計測、光合成蒸散計測) を開発します。
研究者からのコメント
データを駆使した土地利用型農業生産の実現を目指したフィールド実装が可能な各種センシング技術の開発と社会実装を行っていきます。さらに、環境制御型農業生産技術で世界をリードするオランダの学術界・産業界とも緊密に連携し、開発した植物診断技術等の世界展開を目指します。
研究実績
- 高精度蒸散リアルタイムモニタリングシステムを用いたトマト個体群の水ストレス応答の評価
- トマト個体群を対象とした多元的画像計測装置の開発
- クロロフィル蛍光画像計測ロボットを用いた日単位の茎伸長計測
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研究概要
人間・ロボット共生分野では、人とロボットとが共存し、豊かな生活を享受できる社会を目指し、生活支援ロボットや各種サービスロボット、農業支援ロボット、最先端の制御技術、アシスト技術、バーチャルリアリティー技術、コミュニケーション・インタラクション技術等の研究開発を進めています。
研究者からのコメント
近年では、多くの産学官連携プロジェクト、共同研究講座を通した大型の共同研究、さらには地域企業との共同研究を実施し、最先端ロボット技術の社会実装を進めています。さらに、基礎研究部門との密な協働により、次世代センサ・センシング技術のロボット応用についても取り組んでいきます。
研究実績
- 視覚認識技術によるロボットの知能化
- 共棲ロボット(=弱いロボット)とそのインタラクションデザイン
- モーションメディア・画像メディア処理
- 知覚心理学・バーチャルリアリティ
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研究概要
次世代モビリティ社会分野では、モビリティ技術と交通マネジメント技術を中核においた、安全・安心な移動を保証する次世代モビリティ社会の実現を目標としています。
研究者からのコメント
そのために、交通ビッグデータ活用による交通システムマネジメント、環境と人の計測・認識による移動体(パーソナルモビリティ、次世代自動車)の安全性と性能の向上、周囲の危険検知による歩行者の安全性向上などの技術課題に取り組んでいます。また、社会実装に向けての地域社会・自治体との連携にも取り組んでいきます。
研究実績
- 道路交通ビッグデータや自動運転技術を活用した安心・安全な地域社会の構築に関する研究
- 交通弱者の安全・安心のためのシステムに関する研究
- 予防安全・自動運転のための環境認識
参考URL
https://www.rcfvc.tut.ac.jp/project_report2023/rcfvc_report_contents2023.html
研究概要
安全安心技術分野では、建築・都市に関わる研究にセンシング技術を融合させ、安全で安心して暮らすことができる都市・環境・地理・建設物に繋げるための技術研究を推進し、成果を実装することを目的としています。
研究者からのコメント
具体的には、都市や建物の現況把握に対するセンシング技術の融合と将来計画への発展、環境状態のセンシングによる人間活動環境・建物性能の向上や環境負荷低減への発展、建設物・地理情報とセンシング技術を融合させた高度防災技術展開に関する実装研究を進めます。
研究実績
- 繊維強化プラスチックの建設分野への応用
- 軽量高強度構造物の接合技術の改善に向けて ~繊維強化プラスチック建設物の新しい設計法~
参考URL
センターによる研究支援体制
研究支援
研究推進アドミニストレーションセンターのURAが、産学官連携の企画・運営、知的財産の管理・活用等の支援を行っています。
施設・設備
次世代半導体・センサ科学研究所の「LSI工場(https://www.eiiris.tut.ac.jp/facilities/)」は、半導体集積回路の設計から製造、評価まで一気通貫で行える世界でも希有な研究施設です。半導体集積回路(IC、LSI)とセンサ技術やナノテクノロジーなどを融合させた集積化センサやMEMSデバイス、化合物半導体・光デバイス等の異種材料集積化デバイスの研究開発・教育を推進しています。本施設は学外からも利用可能で、半導体製作に関する専門知識を持った高度技術職員が研究・技術開発のサポートしています。
研究シーズ
研究シーズを横断的に検索できるサイト「研究シーズの泉(https://www.tut.ac.jp/seeds/)」では、AI技術を活用して、技術ニーズ情報から最適な研究シーズや研究者を迅速に検索する仕組みを構築しています。
人材育成
半導体、農業、防災等に関する社会人向け実践教育プログラムを展開しています。
上記以外で企業に対してPRしたい拠点の特徴
これまで研究大学強化促進事業、産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)等、研究に関する大型プロジェクトに採択されており、研究大学として活動しています。
研究事例
物理・化学情報をミクロンレベルで可視化するマルチモーダルセンシング技術の創出
概要
本学が世界で初めて開発した「イオンイメージセンサ」の技術をベースとして、様々な物理現象や化学現象をリアルタイムで可視化する革新的な「マルチモーダルセンサ」の実現を目指します。IoT、AI時代を支える”データ”の価値を飛躍的に高めるセンサの実現と、医療・バイオ・化学分野等の高度情報化に向けた基幹産業の創出につなげます。
連携期間・連携先
・次世代半導体・センサ科学研究所(IRES²)
https://www.eiiris.tut.ac.jp/
成果
- マルチモーダルイメージセンサ構造
- マルチガス成分センシング
- マルチフィジカル・ケミカルセンシング
- マルチケミカル・バイオセンシング
活用できた拠点の特徴など、PR
本学のコアコンピタンスである、イオンイメージセンサを基にしたマルチモーダルセンシング技術を大樹の幹とし、環境、農業、医療創薬、ヘルスケア、ロボット分野が直面する問題に対して、各レイヤーの企業と縦型の連携研究を行い、幅広い分野で新たな価値の創造や新産業の創出を目指す“大樹型”のオープンイノベーションを進めています。
シンフォニアテクノロジー次世代スマートファクトリー共同研究講座
概要
次世代スマートファクトリーに関するロボット・センサ技術および植物工場に関する研究の推進
https://www.tut.ac.jp/news/191025-12229.html
連携期間・連携先
- 連携期間:2019年10月~2025年3月
- 連携先:農業分野(農工連携)
豊橋ハートセンタースマートホスピタル共同研究講座
概要
スマートホスピタル実現に向け、AIを活用した音声入力カルテ作成、画像診断の研究の推進、およびAI・IoT活用に関する人材育成する。
https://www.tut.ac.jp/news/210426-13643.html
連携期間・連携先
- 連携期間:2021年4月~2026年3月
- 連携先:医療分野(医工連携)
拠点からのコメント
・LSI工場は学外者も利用可能な施設であり、半導体製造装置を何台使っても1日当たり9万円で利用可能です。また、半導体製作に関する高度な専門知識を持った技術職員が、すべての装置利用に関する相談、打合わせまでを行います。
・LSI工場では、開学以来40年以上に渡って、社会人向け実践教育プログラム「集積回路技術講習会」を実施しています。「nMOS集積回路の製作と集積回路設計の基礎」をテーマに参加者各自が自身の手でSiウェハを扱い、半導体(LSI)設計・製造から評価までを一貫してLSI工場内での実習を中心に学ぶことで、半導体技術の全体像を理解します。
拠点詳細
【拠点名】
技術科学イノベーション研究機構(RITI)
【住所】
愛知県豊橋市天伯町雲雀ヶ丘1-1
【HP】
https://riti.tut.ac.jp/index.html
【連絡先】
tel:0532-44-6982
e-mail:kensien@office.tut.ac.jp