拠点の特徴
イオン液体と無機膜の融合を目指した分離膜開発
研究概要
物質の分離・精製は重要な操作です。特異な物質溶解能をもつイオン液体に着目し、その分子構造が化学固定された新しい分離膜を開発し、化学プロセス強化への貢献に取り組んでいます。
研究者からのコメント
混合物の分離ができないか?など、この分離膜の可能性を⼀緒に探って頂ける企業様との連携を希望しております。⼤学では実施の難しい⾼温・加圧条件下での耐久性など、膜の実⽤化に向けた検討を⼀緒に進めて頂ける企業様との連携も希望しております。
研究実績
- 特許第6840360号『複合シリカ膜およびその製造⽅法』
- Y. Hirota, J. Jpn. Petro. Inst.(⽯油学会誌), vol.63, 248-257 (2020).
- 廣⽥雄⼀朗, ケミカルエンジニアリング(化学⼯業社), vol.65, 258-290(2020).
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-426/
不織布型の酵素固定化担体の開発
研究概要
水系溶媒中で高い酵素活性と再利用性を発揮可能な固定化酵素の開発は、酵素の一層の産業利用を拡げる上で重要です。本研究では、これを可能とする新たな酵素固定化手法とこれを可能とする固定化材料を開発しています。
研究者からのコメント
⾷品系企業、医薬品中間体合成などを扱われている企業、臨床検査キット開発を⾏っている企業、化粧品・環境・サニタリー製品を扱われている企業などにニーズが想定されます。
研究実績
特許番号(特願2021-079517、特願2022-076892)『タンパク質を固定化したコアシェル構造を有する繊維』
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-422/
官能基化ポリオレフィンの合成
研究概要
新たに二官能性のノルボルネン系モノマーに着目し、得られるポリマーの修飾反応により、これまでに不可能であった官能基を導入した多彩なポリオレフィン系材料を開発しています。
研究者からのコメント
ビニルモノマー類の重合分野における様々な課題に取り組んでいます。
研究実績
K. Hase, S. Matsuoka, M. Suzuki, Macromolecules 2022, 55, 6811–6819
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-420/
ペプチドから作るバイオナノカプセル
研究概要
生体分子の一種であるペプチドを用いて、分子サイズのカプセル「ナノカプセル」を作りました。医薬剤に様々な機能付与ができるような画期的なナノカプセルの構築を目指しています。
研究者からのコメント
私たちは、ペプチドを⽤いた材料開発を得意とする研究室です。これまでに無いアプローチでバイオナノカプセルの構築に挑戦しています。
研究実績
S. Matsubara, Y. Okamoto, M. Yoshikawa, S. Tsukiji, M. Higuchi, Bioconjugate Chem. (2022) in press.
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-419/
高粘度液体を邪魔板と汎用小型撹拌翼で混合する技術
研究概要
撹拌槽で多用されてきた邪魔板を使って、粘度の高い液体を混合する技術です。高粘度液体の混合には大きな撹拌翼を使用するのが一般的ですが、本技術では小型の撹拌翼で高粘度液体を混合できます。
研究者からのコメント
プロセスで液体混合を必要とする企業様、こんな液体でも混合できるのかというご相談がございましたらご連絡ください。
研究実績
Haruki Furukawa, Shota Ohtani, Yoshihito Kato, Yutaka Tada, “Effects of Location of Baffle and Clearance between Baffle and Vessel Wall on Isolated Mixing Regions,” JCEJ, Vol. 51(1), pp. 29-32 (2018) (DOI:10.1252/jcej.17we091)
Haruki Furukawa, Yoshito Mizuno, Yoshihito Kato, ”Mixing Performance of Baffles in Shear-Thinning Fluids,” Chem. Eng. Tech., Vol. 44(8), pp. 1440-1446 (2021) (DOI: 10.1002/ceat.202100054)
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-416/
大気中に存在する有機化合物を可視化する化学センサ
研究概要
研究室独自の室温発光物質が、大気中にある揮発性有機化合物(VOC)を吸着して物質の色調及び発光色が変化するベイポクロミズム特性を持つことから、環境中のVOC検出用の化学センサへの研究展開を進めています。
研究者からのコメント
⾮常に⼤きな⼯場等の作業環境だけでなく、研究開発室や実験室内での様々な有機溶媒の揮発状態等をモニターすることで作業者の健康被害を無くすことができる技術へと発展できます。本技術が役⽴つと思われる⽅は、ご連絡ください。
研究実績
Michito Shiotsuka, PACIFICHEM2021, December 16- December 21, 2021
Michito Shiotsuka, Moto Ogihara, Tsuyoshi Hanada, Kenichiro Kasai
Journal of Organometallic Chemistry, 965-966 (2022), 122334
Michito Shiotsuka, Arisa Goto, Shohei Miura, Hidehiro Uekusa, Rikuo Ono
Journal of Organometallic Chemistry, 929 (2020), 121554
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-381/
オプトジェネティクスが切り拓く最先端バイオ技術
研究概要
脳神経活動や、エネルギー産生に関わる生体内のイオン環境や情報分子を、光を使って自在に操るための光センサータンパク質の開発に挑戦しています。
研究者からのコメント
連携を希望する業種:バイオテクノロジー 一般製薬、医療、その他農業系など 可能性は無限です。「こんな光スイッチがあったらいいな!」といったご希望がありましたらお気軽にご連絡ください。
研究実績
Tashiro R, Sushmita K, Hososhima S, Sharma S, Kateriya S, Kandori H, Tsunoda SP. Commun. Biol.4(1):235. 2021.
Yoshida K, Tsunoda SP, Brown LS, Kandori H. J. Biol. Chem. 292,7531-7541, 2017
特願2017-174601 発明の名称「ロドプシンホスホジエステラーゼ」
特願2021-023873 発明の名称「青色光応答性タンパク質及びその利用」
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-292/
電気化学的高効率水素生成触媒と電極システムの開発
研究概要
石油代替エネルギーとして水素が注目されています。水素は水の分解により生成しますが、その効率や(触媒・水素製造の)コストに問題があり、その解決に寄与する分子性触媒と電気化学触媒システムを開発しています。
研究者からのコメント
分子性化合物の安定化、デバイス化の経験をお持ちの企業様 そのほか還元反応としては、二酸化炭素の還元、窒素の活性化なども分子性化合物を用いて実施しています。
研究実績
(特開2017-132692 ), 『単核ニッケル錯体、それを用いた水素製造法、センサー 』
Takuma Kato, Ryo Tatematsu, Kenichi Nakao, Tomohiko Inomata, Tomohiro Ozawa, and Hideki Masuda, Inorg. Chem. , 60(11), 7670-7679 (2021).
Ryo Tatematsu, Tomohiko Inomata, Tomohiro Ozawa, and Hideki Masuda, Angew. Chem. Int. Ed., 55(17), 5247-5250 (2016).
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-293/
イオン液体を利用した二酸化炭素変換技術の開発
研究概要
イオン液体は効率よく二酸化炭素の還元反応を起こしますが非常に高価です。私どもは高価なイオン液体の利用を最小限に抑え、効率よく二酸化炭素を他の有用化合物へ変換可能なイオン液体修飾電極を開発しました。
研究者からのコメント
イオン液体修飾電極にご興味のある企業、他の反応に利用したいという企業様 電極触媒だけでなく、センサー材料や太陽電池などの研究開発も行って
いますので、ご興味のある方はご連絡下さい。
研究実績
特許第6590459号, 『二酸化炭素還元電極およびこれを用いた二酸化炭素還元装置』
G. Iijima, T. Kitagawa, A. Katayama, T. Inomata, H. Yamaguchi, K. Suzuki, K.
Hirata, Y. Hijikata, M. Ito, H. Masuda , ACS Catal., 2018, 8, 3011-3015.
G. Iijima, T. Inomata, H. Yamaguchi, M. Ito, H. Masuda, ACS Catal., 2019, 9,
6305-6319.
猪股智彦,Bull. Jpn. Soc. Coord. Chem.(錯体化学会誌),2016, 68, 37-41
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-294/
先鋭化したイオン伝導性ガラスからの大気圧イオン放出
研究概要
室温付近の大気圧下でも1価イオンの放出が可能な数cmサイズのイオン銃の開発を進めています。イオン放出機構や放出可能なイオン種,細胞へのイオン照射実験など最新の取り組みについて研究しています。
研究者からのコメント
イオン銃の作製に必要な樹脂加工技術を有する企業、細胞工学や小型医療機器に関心のある企業、 1価イオン注入による材料の表面改質に関心のある企業
などとの共同研究を希望しています。
研究実績
特許番号 特願2015-106896 (現在,審査請求中) 『イオン発生器』
および特願2016-225613
“Palm-sized Ag+ion emission gun operated at room temperature and non-vacuum atmosphere”, Y. Daiko, K. Segawa, K. Machida, H. Imataka, S. Honda, Y. Iwamoto, Adv. Eng. Mater., 20, 1800198 (2018).
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-318/
光を用いた樹脂ガラス材料の機械強度制御
研究概要
硬いが脆いアクリルガラスに紫外光を照射することで、脆性を改善し、曲げても割れにくくする技術です。 添加剤としてアゾベンゼンを用いますので、材料調製が容易で、 これまでの溶融成形技術に適用可能です。
研究者からのコメント
フィルム材料の強靭化だけでなく、溶融成形やフィルム成形などの成形加工にも関連しています。光学フィルムの偏光特性制御、エラストマーの強靭化、
光接着技術などにも取り組んでいます。ご興味があれば、お声掛けください。
研究実績
信川省吾,鷲見拓哉,猪股克弘,プラスチック成形加工学会第30回年次大会(2018)
鷲見拓哉,信川省吾,猪股克弘,第68回高分子討論会(2019)
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-316/
CO2をリサイクルするためのナノカーボン光触媒
研究概要
太陽光を照射することにより、温室効果ガスであるCO2を効率的に分解するナノカーボン光触媒を開発しました。この光触媒はウェットプロセスで容易に合成可能で、CO2をCOに高選択性に還元する活性を持っています。
研究者からのコメント
触媒活性の向上にむけて、材料開発の研究に関心のある企業様との連携を希望しています。クリーンエネルギー社会の早期実現に向けて、産学連携で研究を加速させていきたいと考えておりますので、ぜひお問い合わせください。
研究実績
特願2020-189680 『ヨウ素酸銀‐ヨウ化銀‐カーボンナノチューブ複合体』
A. Al-zubaidi, K. Kobayashi, Y. Ishii, S. Kawasaki, Scientific Reports, vol. 11, 10140 (2021)
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-315/
圧粉だけで実現する高容量全固体電池
研究概要
電気自動車等の次世代電源として、安全性の高い全固体電池が注目されています。ハイスループット計算を使用した本技術により、高容量全固体電池を無焼結 (圧粉のみ) で実現する新規材料を効率的に探索できます。
研究者からのコメント
様々な無機化合物の合成スキルを有する連携先 緻密な圧粉体を作製するプレス技術を有する連携先を求めています。
研究実績
N. Tanibata, et al., ACS Mater. Lett., 2, 880 (2020)
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-314/
分析効率を向上させる並列型LC-MS/MSの開発
研究概要
汎用的分析手法であるLC-MSの分析効率向上のため、通信工学の技術を応用し、複数のLC を接続した一台の MS で測定される混在信号から任意のLCに由来する信号のみ抽出する技術を開発しています。
研究者からのコメント
ハードウエア開発・ソフトウエア開発の技術を持つ、分析機器企業(特に質量分析装置)、また、LC-MSをルーティン分析で利用されている企業で、分析時間の短縮に興味をお持ちの企業との共同研究を希望します。
研究実績
Kishi, H.; Kumasaki, T.; Kitagawa, S.; Ohtani, H., Analyst, 2019, 114, 2922-2928.
北川慎也; 岸 博香; 髙島広太郎; 大谷 肇, J. Mass Spectrum. Soc. Jpn., 2020,
67, 13-18
特許第6362161号『質量分析装置』
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-2/
防腐抗菌糖質
研究概要
抗菌性を持つ糖質誘導体を開発しました。この物質は細菌の膜を壊すため、薬剤耐性菌にも有効なほどの医薬品並みの強い抗菌性を示します。そのため従来の防腐剤より少量で有効で、工業製品へも利用可能です。
研究者からのコメント
この物質は、さらに改良することも合成的に可能です。製品の抗菌・防腐を必要とする企業、農薬・医薬品分野への展開を考えている企業との連携、そして、新たな用途への展開を希望しています。
研究実績
Yamamura 他、MedChemComm, 2019, 10, 1432, MedChemComm, 2018, 9, 509, Chemistry Select 2016, 1,469, Chem. Commun., 2014, 50 , 5444
特許第6734510号『糖誘導体またはその塩、それらを用いた抗菌剤または抗菌活性増強剤』
特許第6624422号『糖誘導体またはその塩、それらを用いた抗菌剤または抗菌活性増強剤、およびこれらを合成する試薬、試薬を用いたこれらの製造方法』
特許第6249208号『糖誘導体及びそれを用いた抗菌剤』
特許第5098015号『菌体膜傷害性・抗菌性物質とその利用方法』
特願2017-151947(特開2019-031593)『糖誘導体、抗菌剤および化粧料』
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-33/
生体模倣技術を応用した微細構造流路による調湿材料
研究概要
指向性水輸送プロセスを用い、結露や加湿により生成した水滴の指向性輸送フィルムを開発しました。結露水の自発輸送、蒸し器等の高湿度環境での水滴下防止、水薄膜形成による曇り防止等の調湿材料へ応用できます。
研究者からのコメント
現在、要素技術の幅広い展開を試みています。また、実用化を目指した共同開発先を探索中です!
研究実績
D. Ishii*, H. Horiguchi, Y. Hirai, H. Yabu, Y. Matsuo, K. Ijiro, K. Tsujii, T.
Shimozawa, T. Hariyama, M. Shimomura “Water transport mechanism through
open capillaries analyzed by direct surface modifications on biological surfaces”, Sci. Rep., 2013, 3, 3024.
石井大佑 「フナムシを活用したポンプの実例」日本知財学会誌、 2016, 13(2), 35-38.
2019年6月8日 中部経済新聞 「フナムシから新事業創出 名工大の生体模倣技術注目」
特許第6244017号『ブレード複合型開放流路装置およびその接合体』
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-24/
微生物の人工餌を用いた様々な微生物応用技術の開発
研究概要
微生物の人工の餌である人工シデロフォアと呼ばれる分子を修飾した基板を要素技術とした、微生物の固定化や高感度・高選択での検出、培養条件の探索や微生物燃料電池などへの応用研究をしています。
研究者からのコメント
大腸菌センサーに関しては、商品化を目指して企業との共同研究を展開しています。実用化研究に入りつつありますが、センサー基板作製のノウハウをお持ちの企業の参加を模索しています。
研究実績
T. Inomata, H. Eguchi, Y. Funahashi, T. Ozawa, H. Masuda, Langmuir, 28,
1611-1617 (2012).
T. Inomata, H. Tanahashi, Y. Funahashi, T. Ozawa, H. Masuda, Dalton
Trans., 42, 16043-16048 (2013)
特許第4686703号 『細胞固定化材』
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-25/
マイクロチップ電磁泳動による液中微粒子の評価・分離
研究概要
μmサイズの微小流路中において、磁場と電流を印加する電磁泳動と溶液の流れを組み合わせることによる、泳動速度からのマイクロ微粒子のサイズ・表面特性の評価やそれに基づく分離技術について研究しています。
研究者からのコメント
各種マイクロメートルオーダーの微粒子の特性評価に興味のある企業との共同研究を希望。電解質溶液中に分散させた微粒子の評価・分離手法、各種微粒子に最適化したマイクロチップを検討・作製、磁気泳動、誘電泳動などの複数の泳動分析法について対応可能です。
研究実績
飯國良規,福井健吾,北川慎也,大谷 肇,分析化学,64,451 (2015)
Y. Iiguni, A. Tanaka, S. Kitagawa, H. Ohtani, Analytical Sciences, 32, 41
(2016)
飯國良規,田村零央,北川慎也,大谷 肇,分析化学,68,743 (2019)
特願2020-087660『分析装置、分析方法、及び粒子分離装置』
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-26/
太陽光で直接充電できる新しい燃料電池
研究概要
太陽光エネルギーを電気エネルギーに変換・貯蔵できる新しいタイプの燃料電池の開発を進めています。直流/交流変換・電圧変換などの過程を省略できるため、「太陽電池 + 蓄電池」よりも高効率化が期待できます。
研究者からのコメント
自然エネルギー利用を加速する全く新しい発電・蓄電システムが実現できると考えています。有機分子の設計・合成の技術を持つ企業様、金属触媒の合成・担持技術をもっている企業様、燃料電池・空気電池の開発経験のある企業様にサポートいただけると心強いです。
研究実績
Y. Ishii, K. Kurimoto, K. Hosoe, R. Date, I. Yamada, S. Kawasaki, New Journal of Chemistry, 44, 2275-2280 (2020)
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-27/
電気伝導性に優れたグラフェン充填高分子複合材料
研究概要
私たちは種々の複合化プロセスを用いた高機能な高分子複合材料の構築を行っています。例えば溶融混練法を用いることで、効率よく導電パスが形成されたグラフェン充填高分子複合材料の作製を達成しました。
研究者からのコメント
コンポジット、ブレンドを扱っている企業、高分子との複合化を検討中の素材メーカー、高分子の成形加工技術をもっている会社等 当研究室の複合化技術を利用した製品の研究開発にご興味のある方はぜひご連絡ください
研究実績
C. Tu, K. Nagata, S. Yan; Polymer Bulletin 2017, 74, 1237.
C. Tu, K. Nagata, S. Yan; Journal of Materials Science Research 2017, 6, 1.
C. Tu, K. Nagata, S. Yan; Polymer Composites 2015, 38, 2098
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-28/
テーラーメイド形状記憶性透明エポキシ硬化樹脂の開発
研究概要
結合交換架橋のコンセプトを基に、所望の形で形状記憶が可能なエポキシ硬化樹脂を開発しました。樹脂は、無色・透明性で意匠性にも優位性があります(可視光領域の透過率は90%以上)。
研究者からのコメント
シート、ファイバー、発泡体などへの展開を見据えており、これらの生産技術を持つ企業との共同研究を希望。医療製品、フレキシブルデバイス、ウェアラブルデバイス、ロボットなど社会ニーズの高い分野へも活用していきたいです。
研究実績
Mikihiro Hayashi, Akira Katayama, ACS Applied Polymer Materials, 2 (6),
2452–2457, 2020.
特願 2020-083386 , 無色・高透明且つ形状記憶更新が可能な形状記憶架橋ポリエステル樹脂およびその製造方法
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-29/
ナノ-マイクロ複合粉体によるセラミックスの低温合成
研究概要
10nm以下のナノ粒子をマイクロサイズの粉体に1段階で固定化する技術を開発しました。粉体表面のナノ粒子の反応性を利用し、バインダーフリーかつ400℃程度の焼成でセラミックス焼結が可能か検証しています。
研究者からのコメント
現在、熱電発電、リチウムイオン電池、バリスタ・コンデンサ材料などへの応用を検討しています。セラミックスの低温焼結・接合、金属材料との共焼成にご興味のある企業との共同研究を希望しています。
研究実績
特願2020-128435『表面3次元ナノ構造粉体、その緻密体及びそれらの製造方法』
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-30/
微細組織制御による軽量・高強度金属材料の開発
研究概要
金属材料の原子配列(組織・結晶構造)を制御することで、軽量・高強度材料の開発を目指しています。
研究者からのコメント
材料作製・加工、組織制御、組織解析を一貫して行っているため、柔軟で精緻な組織制御・研究が可能です。研究室にある装置の例として、• FE-SEM(EBSD,EDS付属)• ブリッジマン炉• 引張試験機,圧縮試験機• ラウエ回折装置 等があげられます。ご興味のある方はお問い合わせください。
研究実績
K. Hagihara, T. Tokunaga, S. Osawa, S. Uemichi, K. Guan, D. Egusa, E. Abe,Microstructural
factors governing the significant strengthening of Al/Al2Cu millefeuille structured alloys accompanied by kink-band formation, International Journalof Plasticity, 158 (2022) pp.103419.
K. Hagihara, T. Tokunaga, K. Nishiura, S. Uemichi, S. Osawa, Control of kink-bandformation in mille-feuille structured Al/Al2Cu eutectic alloys, Materials Science andEngineering A, 825 (2021) pp.141849.
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-431/
次世代通信帯域用 モスアイ型反射防止構造
研究概要
テラヘルツ波は次世代の高速無線通信などへの応用が期待されています。このテラヘルツ波の光学材料表面での反射損失を大幅に低減することのできるモスアイ型反射防止構造を実現しました。
研究者からのコメント
レーザーを⽤いた耐摩耗や撥⽔などの表⾯改質技術や、光センサ⽤コーティング技術の開発にも取り組んでおり、レーザープロセッシング関連技術を得意とする研究室です。
研究実績
“Femtosecond-laser-fabricated periodic tapered structures on a silicon substrate for terahertz antireflection” Appl. Opt. 58, 9595 (2019)
“Profile control of femtosecond laser-fabricated moth-eye structures on Sisubstrate” Opt. Lasers Eng., 142, 106584 (2021)
“Polymer-coated moth-eye hybrid structure for broadband antireflection in theterahertz region” Opt. Lett., 46, 3761 (2021)
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-417/
減衰率測定を応用した固体材料の非破壊強度評価
研究概要
固体材料を弾性振動させて自由減衰させると弾性率と減衰能を調べることができます。さらに、減衰曲線を精密測定して理想曲線からのわずかなずれを検出・解析すれば、非破壊で材料強度を評価することができます。
研究者からのコメント
計測機・試験機メーカー(試験装置の実⽤化に向けた共同研究 脆性材料の新規品質評価装置に関する共同研究)、素材メーカー(⾼強度かつ⾼減衰能を有する材料開発の共同研究 本技術の応⽤先の発掘)、熱電材料の⾼効率化・⾼強度化にも取り組んでいます。
研究実績
Naoki IDE, Tomohiro ATSUMI and Yoichi NISHINO, Mater. Sci. Eng. A 442,156–159 (2006).
Naoki IDE, Kei HAYAKAWA and Shigeru ASANO, Mater. Trans. 42, 435–438 (2001).
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-414/
遊星型クライオミリング法を用いた微細化技術
研究概要
ボールミリングは、ボールと材料粉末を容器に入れて回転させることで、材料の微粉末化、合成を行う試料合成方法です。この度、液体窒素温度でボールミリングする技術を開発し、従来方法よりも更なる微粉末化が可能です。
研究者からのコメント
クライオミリングによる新材料の合成、材料粉末の微粉末化に興味をお持ちの企業との連携を希望します。遊星型クライオミリング装置の製品化を目指しているため、製品化の技術をお持ちの企業との連携を希望します。
研究実績
特許番号(特願2021-073764号), 『ミリングポット冷却容器、それを用いた遊星型ボールミル装置及びクライオミリング方法』
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-313/
繊維材料に対する光触媒抗菌・殺菌効果の付与技術
研究概要
本技術は、セルロースを始めとする自然繊維質材料に対して、高い光触媒抗菌・殺菌効果を有する酸化チタンナノ結晶を直接合成する技術です。マスク、スポーツウェア、食品パッケージなど幅広い応用が見込まれます。
研究者からのコメント
光触媒材料の基礎と応用研究を幅広く行っています。想定される応用先:マスク・衣類(綿)創傷被覆材。他繊維への応用:ポリエステル
研究実績
特願 2020-187264「酸化チタン・セルロースファイバー複合材料とその製造方法」
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-312/
電気化学インピーダンス法による新規材料の特性診断
研究概要
非破壊診断法として期待される「電気化学インピーダンス法」の特長に加え、時間情報を保持した「3Dインピーダンス法」による環境・エネルギー材料の特性評価・劣化モニタリングについて研究しています。
研究者からのコメント
使用環境下におけるエネルギーデバイスの健康診断(リチウムイオン二次電池,マグネシウム空気電池 など)、実構造物の腐食モニタリング(鉄筋コンクリート構造物,大気腐食センサー など)、使用環境下におけるエネルギーデバイスの健康診断(リチウムイオン二次電池,マグネシウム空気電池 など)を得意としています。
研究実績
星 芳直,板垣 昌幸, “3Dインピーダンス法の原理とその応用”, 表面技術, 72, 462-466 (2021).
星 芳直,板垣 昌幸, “電気化学インピーダンス法の基礎”, Electrochemistry, 86, 242-245 (2018).
星 芳直,四反田功,板垣昌幸, “時間情報を保持したインピーダンス測定法の各種材料解析への適用方法についての最新動向”, Electrochemistry, 84, 892-898 (2016).
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-311/
次世代自動車端子向けの銀―グラフェン複合めっきの創製および特性評価
研究概要
ハイブリッドめっき法によって、銅合金上の銀-グラフェン複合めっき膜の創製に成功しました。高導電性且つ固体潤滑性を持つグラフェンと高導電性の銀めっきの複合によって導電性と耐摩耗性の両立が可能となりました。
研究者からのコメント
めっき製造ラインを持つめっきメーカー、銀めっき材を利用する自動車や電子機器関連の企業との共同研究を希望する。次世代高性能自動車端子・コネクタ部品、高導電性・省エネLED用リードフレームめっき、送電設備関連の高導電性・高耐久性めっき部品などの開発への展開を考えている企業との連携を希望します。
研究実績
坂井田しずか、呉 松竹、佐藤 尚、日原岳彦, 八代 仁、銅と銅合金 、59 ( 1 ) 270 – 275 2020. 坂井田しずか、呉 松竹、石原大暉、日原岳彦, 八代 仁、銅と銅合金 、58 ( 1 ) 171 – 176 2019
特願2019-196958『Ag-グラフェン複合めっき膜金属製端子とその製造方法』
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-31/
Ti上へのTiO2-TiN/MoOx-MoNy複合膜の創製および特性評価
研究概要
ハイブリッド電解法により、集電体基板上に高導電性且つ大容量のTiO2-TiN/MoOx-MoNy複合膜を初めて直接合成し、LIBの安全性とエネルギー密度の両方を同時に向上させることに成功しました。
研究者からのコメント
アノード酸化および電気めっきの表面処理設備を持つ企業との共同研究を希望する。次世代高性能二次電池材料を開発中の企業、航空機向けの超高温耐熱材料、Ti合金系生体適合材料、太陽光発電材料などの開発への展開を考えている企業との連携を希望しています。
研究実績
坂井田しずか、呉 松竹、佐藤 尚、日原岳彦, 八代 仁、銅と銅合金 、59 ( 1 ) 270 – 275 2020. 坂井田しずか、呉 松竹、石原大暉、日原岳彦, 八代 仁、銅と銅合金 、58 ( 1 ) 171 – 176 2019
特願2019-196958『Ag-グラフェン複合めっき膜金属製端子とその製造方法』
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-32/
安全性の高いLi複合材料の開発
研究概要
高容量、高エネルギー密度、かつ安全性が高く低価格な二次電池ができれば理想的です。金属Liを用いる独自のアプローチで、安全性が高くハンドリングが容易で高性能なLi系負極材料の開発に取り組んでいます。
研究者からのコメント
基本戦略:計測・バイオ・電子・光・磁気デバイスへの応用展開 産のシーズと学のシーズの融合で新しい物を一緒に生み出しましょう。
研究実績
Subash Sharma, Tetsuya Osugi, Sahar Elnobi, Shinsuke Ozeki, BalaramPaudel Jaisi, Golap Kalita, Claudio Capiglia and Masaki Tanemura, “Synthesis and Characterization of Li-C Nanocomposite for Easy and Safe Handling, ” Nanomaterials 10 (2020) 1483-1-8. doi:10.3390/nano10081483
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-23/
組織制御によるFe-Mn系制振合金の高性能化
研究概要
騒音や振動制御法の一つに、制振材料の利用があります。我々は金属や合金の制振材料化に取り組んでいます。家電に使えば、静寂化が実現できますし、工作機械に使用すれば、振動抑制より加工精度向上も見込まれます。
研究者からのコメント
制振特性を必要とする材料を教えていただき、 その材料の組織を詳細に調査し,制振源となり得るものを特定し、その密度を高める方法を検討していく。数年間の共同研究が不可欠と考えており、補助金の獲得も視野に入れた連携を希望しています。
研究実績
Yoshimi Watanabe, Yuusuke Suga, Hisashi Sato, Hideaki Tsukamoto and Yoichi Nishino Damping Capacity of Fe-17mass% Mn High Damping Alloy with Variant Controlled Microstructure Materials Transactions, 54, No. 8, 1288-1294 (2013)https://doi.org/10.2320/matertrans.ME201305
特許第5200243号『Fe-Mn系合金の制振特性向上方法』
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-22/
ショットピーニングによる高周波低損失電磁鋼板の開発
研究概要
近年、無方向性電磁鋼板には高周波帯域での鉄損低減が要求されています。本研究では、ショットピーニングを利用し、磁気特性に有利な結晶方位分布を鋼板表面に持つ高周波低損失無方向性電磁鋼板を開発します。
研究者からのコメント
基礎研究も含めて一緒に本技術の実用化を目指して頂ける企業様との共同研究を希望します。材料組織学などに基づいた基礎現象を大切にしながら、本技術の実用化を目指していきます。従来の電磁鋼板の製造技術と全く異なる製造技術を提案し、かつ機械の高周波化に対応できる電磁鋼板を目指していきたい。
研究実績
特願2019-198282『無方向性電磁金属板及びその製造方法』
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-21/
固体電解質材料の原子間力場構築と分子動力学解析
研究概要
古典分子動力学(MD)プログラムおよびそのための原子間力場を構築するプログラムを開発しました。本技術を使うと、新規固体電解質材料の力場を1日で作成可能で、即座に大規模MD解析を行うことが可能です。
研究者からのコメント
蓄電デバイスやその他イオン伝導体の新規材料研究開発を行い、ミクロレベルからの理解を要求する企業、バルク特性だけでなく、粒界やヘテロ界面の原子構造やイオン伝導抵抗起源の解明を必要としている企業との連携を希望しています。
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-34/
フェムト秒レーザーを用いた微細加工
研究概要
従来の微細加工技術における「微細化」、「プロセスの煩雑さ」の両方を改善する、新たな微細加工技術の開発に取り組んでいます。超短パルスレーザーを用いることで、材料への熱的ダメージも抑制した加工を可能にします。
研究者からのコメント
微細加工を応用させるデバイスを扱う技術を持つ企業との共同研究を希望。また、光と物質との相互作用をその場観察できる技術を持つ企業との共同研究により、新たな物理の解明にも努めていきたい。
研究実績
R. Miyagawa, Y. Ohno, M. Deura, I. Yonenaga and O. Eryu, Jpn. J. Appl. Phys. 57, 025602 (2018)
R. Miyagawa and O. Eryu, Jpn. J. Appl. Phys. 58, SCCB01 (2019)
R. Miyagawa, K. Goto and O. Eryu, Phys. Stat. Solidi (C), 14 1700224(2017)
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-3/
ワイヤレス給電 受電⽤等⽅性平⾯アンテナに関する研究
研究概要
マイクロ波型ワイヤレス給電⽤の受電アンテナで、どの⽅向からの電波も等しく受信する(等⽅性)ことが特徴です。等⽅性なので、電波の到来⽅向・アンテナ設置姿勢が不定の場合も安定して受電できます。
研究者からのコメント
空間伝送型(マイクロ波型)無線電⼒伝送を⾃社製品に組み込みたいが、アンテナ部分について技術的課題を抱えている企業との連携を希望します。
研究実績
特許番号(特開2022-126299),等⽅性平⾯型アンテナ
伊藤響, 加藤健, 平⼭裕, “エネルギーハーベスティング⽤準等⽅性平⾯アンテナの⼩型化,” 電⼦情報通信学会 2022年総合⼤会, BS-2-1, 2022年3⽉
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-465/
電界効果トランジスタ省エネルギー社会に貢献する転写フリーグラフェンデバイス
研究概要
省エネルギー社会の実現には、Siより物性が優れているグラフェンを用いることが有効です。特に大面積の絶縁基板上に安価にグラフェンを形成することにより、従来の半導体技術とグラフェン半導体技術を融合することができます。
研究者からのコメント
グラフェンデバイスにご興味のある企業様は、どの様なご相談でもご連絡ください。他にも半導体デバイス作製に関する装置が揃っておりますので、半導体に関するどのようなご相談でも歓迎します。
研究実績
K. Banno, M. Mizuno, K. Fujita, T. Kubo, M. Miyoshi, T. Egawa, and T. Soga, Appl. Phys.Lett. 103, 082112 (2013).
M. Miyoshi, M. Mizuno, K. Banno, T. Kubo, T. Egawa, and T. Soga, Mater. Res. Express 2,015602 (2015).
M. Miyoshi, M. Mizuno, Y. Arima, T. Kubo, T. Egawa, and T. Soga, Appl. Phys. Lett. 107,073102 (2015).
M. Miyoshi, Y, Arima, T. Kubo, and T. Egawa, Appl. Phys. Lett. 110, 013103 (2017).
T. Kubo, A. Takahashi, M. Miyoshi, and T. Egawa Appl. Phys. Express 14, 116503 (2021).
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-434/
酸化物半導体の非真空成膜
研究概要
真空を使わない成膜方法(ディップコーティング、電気化学堆積法)のプロセスを工夫し、低抵抗率の酸化亜鉛薄膜の成膜やナノ構造の形成を可能にしました。
研究者からのコメント
薄膜材料や酸化物半導体に興味をお持ちの⽅との連携を希望します。酸化亜鉛の他に、酸化ニッケルや⽔酸化物の成膜もできます。これらの他に、光触媒についても研究しています。
研究実績
ディップコート法を用いた配向性酸化亜鉛薄膜の堆積 森本康弘, 安部功二 第79回応用物理学会秋季学術講演会
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https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-410/
エネルギー消費を考慮した車輪付きドローンの制御
研究概要
従来のドローンの、壁面や地面付近での動作が不安定になる・飛行時間が短いという短所を解決することが可能な「車輪付きドローン」の制御技術を開発します。
研究者からのコメント
「制御理論」「最適化」に基づく⾞輪付きドローンの⻑距離移動可能な制御技術の発展に協⼒いただける企業、具体的な応⽤シナリオに基づく制御理論的課題を共同で模索していただける企業との連携を希望しています。
研究実績
特許番号(特願2015-158743 , 特許第6624423号),『陸上⾛⾏可能な⾶⾏体』 他多数
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https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-310/
シンプルな力学モデルを用いた動物やヒトの運動理解
研究概要
動物・ヒトの巧みな運動を対象として、重要な要素を抜き出したシンプルな力学モデルに集約し、そのしくみの理解に取り組んでいます。得られた結果は、動物の運動理解やロボット設計論の構築に繋がります。
研究者からのコメント
ヒトや動物・ロボットなどを対象とした運動解析に興味のある方、ヒト装着型歩行・走行アシスト器具など、リハビリ用品やスポーツ用品などにも応用していくことが可能と考えています。力学原理に基づいた設計デザインに関するアドバイス・数値解析。ヒトの運動やロボットに限らず、他の業種でも歓迎です。解析できるモデルに落とし込めば,なんでも分析できます。
研究実績
Tomoya Kamimura, Shinya Aoi, Kazuo Tsuchiya, and Fumitoshi Matsuno, “Body flexibility effects on foot loading in quadruped bounding based on a simple analytical model”, IEEE Robotics and Automation Letters, Vol. 3, No. 4, pp. 2830―2837, 2018. DOI: 10.1109/LRA.2018.2842925
Tomoya Kamimura, Shinya Aoi, Yasuo Higurashi, Naomi Wada, Kazuo Tsuchiya, and Fumitoshi Matsuno, “Dynamical determinants enabling two different types of flight in cheetah gallop to enhance speed through spinemovement,” Scientific Reports, Vol. 11, 9631, 2021. DOI: 10.1038/s41598-021-88879-0
Tomoya Kamimura, Koudai Sato, Daiki Murayama, Nanako Kawase, and Akihito Sano, “Dynamical effect of elastically supported wobbling mass on biped running,” in Proc. IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems 2021 (IROS 2021).
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https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-309/
持続可能社会に貢献するGaN/Siパワーデバイス
研究概要
持続可能な社会の実現には、Siより物性が優れているGaN系半導体を用いることが有効です。特に安価で大面積なSi基板上にGaNを成長させることにより、Si半導体技術とGaN半導体技術を融合できます。
研究者からのコメント
GaNパワーデバイスにご興味のある企業様。特に、ノーマリーオフパワーデバイスを作製するプロセス研究にご興味がある場合は歓迎します。
研究実績
半導体基板及び半導体装置、特許第4670055号、伊藤統夫、江川孝志、平成23年1月28日
半導体材料、半導体材料の製造方法及び半導体素子、特許第4592742号、坂本陵、清水成、伊藤統夫、江川孝志、平成22年9月24日他多数
パワーエレクトロニクスの新展開(普及版)大橋弘道、江川孝志 他 (担当: 分担執筆 )(株)シーエムシ―出版 2015年08月他多数
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https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-308/
微細欠陥・閉口亀裂を検出する非線形超音波非破壊検査
研究概要
全数検査が求められ、多くの製造過程で超音波非破壊検査が使われています。従来の超音波非破壊検査では、閉口亀裂や高散乱材料中の微細欠陥の検出は困難です。しかし、非線形超音波法はその課題を解決します。
研究者からのコメント
非線形超音波法• 溶接・接着による部品製造; 接合部の健全性評価• 鉄鋼など素材開発; 高散乱材料中の介在物検出します。
研究実績
伊藤智啓,川嶋紘一郎,表竜二,検査技術,Vol.7, No.7, pp.3-7, 閉じた亀裂をどう評価するか ~非線形超音波のシミュレーション,pp.3-7(2002)
伊藤智啓,川嶋紘一郎,表竜二,超音波テクノ,Vol.13, No.2, pp.2-5, 有限要素法による超音波伝播のシミュレーション,pp.2-5(2001)
特許(特願2004-023332, 特許第4425011号)非線形超音波による介在物検出方法及び装置
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https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-307/
大変形時の細胞や細胞核丸ごとの硬さ評価技術
研究概要
細胞や細胞核の硬さは、ガンなどの病気と密接な関係があることが知られています。髪の毛よりも細いガラスの針を使って、細胞や核の全体を大変形させたときに生じる力を計測し、硬さを評価する技術をご紹介します。
研究者からのコメント
細胞や核の力学特性(硬さや粘性)の計測技術に関心のある企業様との連携を希望しています。
研究実績
Ujihara, Y., Ono, D., Nishitsuji, K., Ito, M., Sugita, S., Nakamura, M. B16 Melanoma Cancer Cells with Higher Metastatic Potential are More Deformable at a Whole-Cell Level. Cellular and molecular bioengineering, 14(4), 309–320, 2021 https://doi.org/10.1007/s12195-021-00677-w
Hashimoto, K., Kodama, A., Sugino, M., Yobimoto, T., Honda, T., Hanashima, A., Ujihara, Y., Mohri, S. Nuclear connectin novex-3 promotes proliferation of hypoxic foetal cardiomyocytes. Scientific reports, 8(1), 12337, 2018 https://doi.org/10.1038/s41598-018-30886-9
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-306/
次世代医療技術を支えるインプラント超広帯域通信
研究概要
インプラント医療機器による高度な医療実現を支える、外部装置の信頼性の高い通信の確立するインプラント超広帯域通信システム、及びインプラント機器位置の高精度推定技術。
研究者からのコメント
無線通信機器の開発ができる企業との共同研究、生体センサ(特にインプラント型生体)を開発中の企業、医療・ヘルスケア分野への展開を考えている企業との連携を希望しています。
研究実績
[1] D. Anzai, T. Kato, and J. Wang, “Theoretical and experimental analyses on location/channel parameters estimation for implantable medical devices” Electronics Letters, vol. 53, no. 20, pp. 1350-1352, Sept. 2017.
[2] Y. Shimizu, D. Anzai, R. C-Santiago, P. A. Floor, I. Balasingham, J. Wang, “Performance evaluation of an ultra-wideband transmit diversity in a living animal experiment” IEEE Trans. Microw. Theory Tech., vol. 65, no. 7, pp. 2596-2606, July 2017
特許第6179894号『インプラント通信端末の位置検出装置および位置推定方法』
特許第6512655号『インプラント通信用送信アンテナおよびそれを用いたUWB通信システム』
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-35/
やわらかい永久磁石を用いた電池フリーワイヤレスセンサー
研究概要
本研究シーズは、「やわらかい永久磁石」と「低振動数や大変形による環境振動発電」です。出口技術であるセンサーやワイヤレス送信技術、その他「やわらかい永久磁石」の革新的応用技術についてもご相談ください。
研究者からのコメント
出口技術であるセンサーやワイヤレス送信技術にノウハウがないため、この分野でのマッチングを希望する。その他「やわらかい永久磁石」の革新的応用技術についてもご相談ください。
研究実績
特開2019-022435『発電ディバイス、磁気的硬質粘弾性材料の製造方法及び発電デバイスの使用方法』
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-36/
カーボンナノチューブ導電性薄膜の分散剤フリー成膜
研究概要
本技術ではカーボンナノチューブ導電膜の分散剤フリーでの簡便な成膜手法を提供します。本技術の導電膜・帯電防止膜は、ウェアラブルデバイスをはじめとする軽量性・柔軟性が求められる用途への展開が期待できます。
研究者からのコメント
ウェアラブルデバイス、車載デバイス・自動車部品、ロボット用部品などのメーカーとの連携を希望しています。
研究実績
特開2020-119707『透明導電膜の製造方法および透明導電膜』
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0/
ピエゾアクチュエータのセンサレス位置・力制御
研究概要
ピエゾアクチュエータを用いて、高価な位置センサや力センサを使わずに「微小変位と力を制御」、「振動の検出と制御」を実現します。CAEを援用してピエゾ素子の最適配置を探索することも可能です。
研究者からのコメント
精密な加工/位置決め技術を必要とする企業との共同研究、 微小物体の把持、操作するシステムの開発を考えている企業との共同研究を希望しています。
研究実績
野田 大輔,関 健太,岩崎 誠,静電容量検出に基づく圧電アクチュエータの位置センサレス制御,電気学会論文誌,Vol.138-D,No.8,pp.684-691,2018
櫻木 佑哉,関 健太,岩崎 誠,外部回路を用いた圧電アクチュエータの力センサレス制御,令和元年電気学会産業応用部門大会,No.2-21,pp.133-136,2019
関戸 一成,関 健太,岩崎 誠,任意の振動モード検出のためのひずみセンサ位置探索システムの構築,電気学会メカトロニクス制御研究会MEC-19-16pp.87-90,2019
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-19/
ナノシリコンの大量作製とデバイス応用
研究概要
ナノシリコンを大量に作製する技術を確立し、大面積の太陽電池や熱発電素子への応用を可能にしています。
研究者からのコメント
ナノシリコン材料に興味がある方、 ナノシリコン材料を用いたデバイスに興味がある方との連携を希望しています。
研究実績
特願2021-122679 シリコンポーラス層とポーラスシリコンナノワイヤーを備えるシリコンナノ構造
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-4/
300GHz帯用アンテナの設計・放射性能評価技術
研究概要
ミリ波帯無線システムが実用化され、次の周波数資源としてテラヘルツ帯を利用した無線システムが注目されています。本研究では、300GHz帯高速通信・センシング用アンテナの設計・性能評価技術を開発します。
研究者からのコメント
ミリ波帯無線システムが実用化され、次の周波数資源としてテラヘルツ帯を利用した無線システムが注目されています。本研究では、300GHz帯高速通信・センシング用アンテナの設計・性能評価技術を開発します。
研究実績
http://researcher.nitech.ac.jp/html/100000842_ja.html?l=ja&k=%E6%9D%89%E6%9C%AC%E3%80%80%E7%BE%A9%E5%96%9C&o=title&p=1
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-14/
従業員の動きのデータで社内の課題解決に関する研究
研究概要
従業員の移動のデータを分析して、活躍者、多忙者、移動負担者などの新しい属性を導き出し、人事評価やオフィス最適化に役立てます。
研究者からのコメント
社内に眠るデータを活⽤,データから社内の問題点を⾒つけ、解決したいです。データの利活⽤をご検討されている企業様と連携が可能で,飲⾷店データ分析やスポーツデータ分析にも取り組んでいます。
研究実績
⼩島世⼤,⽯榑隼⼈,坂⽥美和,武藤敦⼦,森⼭甲⼀,⽝塚信博,“⾮負値多重⾏列因⼦分解と決定⽊学習による⾏動パターンと属性情報の分析”情報処理学会論⽂誌,数理モデル化と応⽤,12(3), pp. 46-54 , 2019
森⽊⽥⼀真, ⼩島世⼤, 坂⽥美和, 武藤敦⼦, 森⼭甲⼀, ⽝塚信博,“会議室⼊退データを⽤いたネットワーク分析によるオフィスワーカーの活躍評価”研究報告 ユビキタスコンピューティングシステム(UBI), 2019
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-425/
超平面配置の組合せ論に関する研究
研究概要
今回紹介する研究はǹ次元空間内の格子点からいくつかの超平面を除いた点の数の数え上げです。研究手法としては、別のよく知られた対象に対応させて数える、超平面の削除と制限を使う帰納的な数え上げなどがあります。
研究者からのコメント
連携のご希望がある場合は是非お問合せください。
研究実績
H. Kamiya, A. Takemura, and H. Terao. Periodicity of hyperplane arrangements with integral coefficients modulo positive integers. J. Algebr. Comb., 27 (3), 317–330, (2008).
H. Kamiya, A. Takemura, and H. Terao. Periodicity of non-Central integral arrangements modulo positive integers. Ann. Comb., 15 (3), 449–464, (2011).
A. Higashitani, T. N. Tran, and M. Yoshinaga. Period collapse in characteristic quasi-polynomials of hyperplane arrangements. Preprint. arXiv:2105.02367
Y. Mori and N. Nakashima. Characteristic quasi-polynomials for deformations of Coxeter arrangements of types A, B, C, and D. Preprint. arXiv:2208.00735
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-424/
大規模データ処理を見据えたアナログ信号処理方式に関する研究
研究概要
来予想されるデータ処理の大規模化を見据え,高効率かつ高速な処理の実現法として期待されるアナログ計算を活用した信号処理のための処理方式提唱と理論解析に取り組んでいます。
研究者からのコメント
ほかにも信号処理アルゴリズムの深層学習技術による支援等も得意とする研究室ですので、興味があればお問合せください。
研究実績
A. Nakai-Kasai and T. Wadayama, ”MMSE signal detection for MIMO systems based on ordinary differential equation,” arXiv:2205.01338 [cs.IT], Sept. 2022.(国際会議 IEEE Global Communications Conference 2022に採択済)
T. Wadayama and A. Nakai-Kasai, “Ordinary differential equation-based sparse signal recovery,” International Symposium on Information Theory and Its
Applications (ISITA2022), pp. 14–18, Tsukuba, Japan, Oct. 2022.
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-423/
映像を用いた行動の認識と解析に関する研究
研究概要
様々な場面で撮影される膨大な映像データを解析し、シーン中の行動や手順を理解するために、映像中の人物行動の認識や検出、移動軌跡の分析などの研究を行っています。
研究者からのコメント
自社で画像や映像のデータなどを取得・蓄積する仕組みがあり,それを用いた技術開発を検討されている場合にはご相談ください。
研究実績
その他の取り組みとして、大腸内視鏡映像からの大腸ガンの認識(病院との共同研究),ショベルカーの画像認識(企業との共同研究),道路表面のクラック検出(土木系の共同研究),画像AIの社会実装(AIベンチャー企業との共同研究)
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-305/
自律移動型端末群のモデルと問題解決能力の関係の解明に関する研究
研究概要
低機能な自律移動型端末群で構成されたシステムにおいて、各端末が具備する機能群は問題解決能力を大きく変化させます。プログラミング可能な物質の実現を視野に入れ、様々なタスク遂行に必要な機能群を解明します。
研究者からのコメント
多数の低機能端末で構成されたシステムの自己組織化の基盤技術の研究や理論の確立,実端末を用いた実用化研究等に興味のある企業・研究所の方をお待ちしております。他にも高信頼の分散システムの研究や局所情報のみを用いた全域問題解決などにも取り組んでいますのでお問い合わせください。
研究実績
Masahiro Shibata, Masaki Oyabu, Yuichi Sudo, Junya Nakamura, Yonghwan Kim and Yoshiaki Katayama
“Visibility-optimal gathering of seven autonomous mobile robots on triangular grids”, International Journal of Networking and Computing, 2021. (to appear)
石田 湧之, 金 鎔煥, 片山 喜章, “”離散平面上において一軸に合意を持つ 2 色のライト付き自律分散ロボットで完全相互観測問題を解くアルゴリズムについて””, 第17回情報科学ワークショップ, 2021.
高橋 一生, 金 鎔煥, 片山 喜章, “原点と一軸に合意を持つ直交格子平面上でのファットロボットの集合問題について”, 信学技報, vol. 120, no. 426, COMP2020-29, pp. 9-16, 2021.
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-304/
顔から声を予測する深層学習に基づく音声合成に関する研究
研究概要
画像からその人の声の特徴を予測し、その人の声の音声を合成することができる音声合成技術を紹介します。顔画像データと音声データを用い、顔と声の関係を深層学習によってモデル化します。
研究者からのコメント
顔から声を予測する音声合成の研究をしています。 ほかにも様々な音声情報処理に関連する研究をしていますのでお問い合わせください。
研究実績
http://researcher.nitech.ac.jp/html/100000256_ja.html?l=ja&k=%E6%A9%8B%E6%9C%AC&o=title&p=2
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-303/
次世代高速車載イーサネットのQoS評価基盤に関する研究
研究概要
全自動運転の実現に必須となる超高速なイーサネットベースの次世代車載ネットワーク上で、要求されるサービス品質(QoS)の保証とこれの評価のための技術を、国際標準規格化も見据えて検討していきます。
研究者からのコメント
車載ネットワークにおける国際的な統合的サービス品質評価拠点の設立を目指します。次世代車載ネットワーク開発に貢献していきます。本学共用設備を利用した次世代車載ネットワークの評価もご相談下さい(持ち込み評価可能です)
研究実績
Moe Nitta, Yoshihiro Ito, “QoS Evaluation of In-Vehicle Network with SPQ of IEEE 802.1TSN,” Proceedings of The 12th International Conference on ICT Convergence, Oct. 2021.
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-302/
脳は経路をどうやって覚えるの?に関する研究
研究概要
ヒトにとっての経路の覚えやすさを定量化します。ヒトには記憶容量が存在し、空間的な記憶量は文字等を覚える記憶容量とはしくみが違います。そのしくみを解明して、経路の覚えやすさを明らかにするための研究です。
研究者からのコメント
一緒に基礎研究からお付き合いいただける企業、実際の迷路等を貸していただけるエンターテインメント系の企業、高齢者医療機器に興味がある企業とのお問合せをお待ちしております。
研究実績
横田和幸,船瀬新王,藤原清悦,内匠逸,(第2著者)「ヒトを対象にした迷路課題の難易度を定量的に決定するパラメータの検討」,生体医工学,Vol. 59, No. 2-3, pp. 57-67, 2019
M. Nakamura, A. Fuanse, SE. Fujiwara, I. Takumi,「Brief 12-18 Hz oscillation during LIGHT sleep after virtual spatial explore task」,Proceedings of the SICE Annual Conference 2020,pp. 985-986, 2020
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-301/
力覚を用いた人とロボット間の遠隔協調の高度化に関する研究
研究概要
遠隔にあるロボットに付与された力覚センサで検知された値をネットワーク経由で人に提示しながら、複数の人とロボットが協調して行う作業の高度化(高安定化・高品質化・高精度化)を目指して研究を行っています。
研究者からのコメント
移動ロボットのキャリブレーション(位置決めとアラインメント)については、画像処理技術等により克服可能。安定化制御とQoS制御にAI技術を用いることによって更に改善可能。そのため、移動ロボット技術(車の自動運転技術も含む)を持つ、企業との共同研究を希望しています。また、遠隔医療や遠隔リハビリ分野等への展開を考えている企業には、本技術の導入を是非ご検討いただきたいです。
研究実績
Y. Toyoda, Y. Ishibashi, P. Huang, Y. Tateiwa, and H. Watanabe, “Efficiency of cooperation between remote robot systems with force feedback: Comparison with cooperation between user and remote robot system,” International Journal of Mechanical Engineering and Robotics Research (IJMERR), vol. 9, no. 6, pp. 900-905, June 2020.
E. Taguchi, Y. Ishibashi, P. Huang, Y. Tateiwa, and T. Miyoshi, “Comparison of stabilization control in cooperation between remote robot systems with force feedback,” International Journal of Mechanical Engineering and RoboticsResearch
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-16/
ライブパフォーマンスのための AR & AI パペットに関する研究
研究概要
惹きつける映像のためのライブパフォーマンス(講義・プレゼン等)システムを展示します。AR & AIパペットとは、パフォーマーの演出を拡張現実(AR)と人工知能(AI)で拡張するためのエージェントです。
研究者からのコメント
AI や ARを利用したシステムの開発を考えている企業には、本技術の導入を、是非ご検討いただきたいです。関連する専門分野における大学のリソースを使った探索的なプロトタイプシステムの開発に興味があればご相談いただきたいです。
研究実績
http://researcher.nitech.ac.jp/html/130_ja.html?l=ja&k=%E5%A4%A7%E5%9B%BF&o=title&p=1
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-13/
機械学習と進化計算で工事配送計画や人員配置を最適化に関する研究
研究概要
強化学習と遺伝的アルゴリズムを組み合せた最適化アルゴリズムを開発しました。工事計画や配送計画、職場の人員配置・動線の最適化など様々なケースでの応用が可能です。
研究者からのコメント
AIと最適化で業務に革命を!共進化的組合せ最適化の計算技術をあらゆる分野に適用します!物流業務・製造生産計画・人員配置の最適化などAI技術で豊かな社会を実現しましょう。
研究実績
Takatoshi Niwa, Koya Ihara, Shohei Kato: A Group Work Inspired Generation Alternation Model of Real-Coded GA, The Genetic and Evolutionary Computation Conference (GECCO 2019), Jul13-17, 2019 (to appear)
Koya Ihara, Shohei Kato: A PSO based Approach to Assign Segments for Reducing Excavated Soil in Shield Tunneling, International Conference on Agents and Artificial Intelligence (ICAART 2019), Prague, Vol.11, pp.(9-pages), February 19-21, 2019
伊原滉也, 加藤昇平, 中谷武彦, 大木智明: シールド工法における制約付GAを用いたセグメント割当, 第32回人工知能学会全国大会, 城山観光ホテル, Vol.32, pp.1M3-04(4-pages), June 5-8 , 2018
PCT/JP2020/020170『共進化的組合せ最適化システムおよびプログラム』
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-9/
MR技術を活用した屋内ナビゲーションシステムに関する研究
研究概要
高齢者や子供が道に迷うことなく目的地に到着するための方法として建物内を案内するシステムのニーズが増加しています。本研究では、複合現実と擬人化エージェントを用いた新しい案内システムを提案します。
研究者からのコメント
本研究はユーザが使いやすい“擬人化エージェント追従型屋内案内システム”として新しい価値をもたらすものと考えます。MR技術と位置推定技術を活用したサービスの開発や展開を検討されている企業との共同研究を希望いたします。
研究実績
http://researcher.nitech.ac.jp/html/100000046_ja.html?l=ja&k=%E6%89%93%E7%9F%A2&o=title&p=1
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-8/
ヒトの状態を生体信号で推定!〜脳波と脈波で〜に関する研究
研究概要
ヒトの状態を推定するにはアンケートがよく使用されます。しかし、即応性がないという問題と主観性の排除が難しいという問題があります。そこで生体信号を利用してヒトの状態を推定するという手法をお見せします。
研究者からのコメント
実際のシステムを一緒に作成する企業との連携をお待ちしております。 電極や計測システムの設計、健常者で容易で着けていても気にならないデザインなどお待ちしております。
研究実績
http://researcher.nitech.ac.jp/html/122_ja.html?l=ja&k=%E8%88%B9%E7%80%AC&o=title&p=1
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-12/
ブロックチェーンを用いた分散型認証基盤に関する研究
研究概要
多様なデバイスが相互に接続するIoTネットワークをよりレジリエントなシステムとするために、Hyperledger Fabricにより複数の認証局を相互に接続する分散型認証基盤を研究しています。
研究者からのコメント
今後の検討について(1)提案基盤を適用する領域に特化した指標の検討、(2)認証局の運用方法とセキュリティ侵害の関連の調査の二点、重要な要素があります。(1)データ収集の仕組みをお持ちの企業、(2)認証局の運用に関する知見をお持ちの企業の力をお借りしたいです。
研究実績
Shohei Kakei, Yoshiaki Shiraishi, Masami Mohri, Toru Nakamura, Masayuki Hashimoto and Shoichi Saito, “Cross-Certification Towards Distributed Authentication Infrastructure: A Case of Hyperledger Fabric,” in IEEE Access, vol. 8, pp. 135742-135757, 2020, doi: 10.1109/ACCESS.2020.3011137.著者名, 雑誌名, vol., page (発行西暦年)
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-7/
共同研究の実用化事例紹介(ウェアラブル脳刺激法の開発について)
研究概要
本製品はニューロモデュレーション分野向けの電気刺激装置です。運動療法や作業療法などのリハビリテーションと組み合わせて使用できる様、ウェアラブル化を実現しました。
研究者からのコメント
膵癌自然発症モデルマウスの病理顕微鏡画像を用いた3次元モデルの構築と知見発見のための組織構造の分析や音響信号と既製のトランスデューサを用いた経年劣化による金型の亀裂の検出と特定の実現可能性の追求(株式会社明和製作所との共同研究 )などの研究を進めています。連携のご相談お待ちしております。
研究実績
特開2019-122429『電気刺激装置』
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-6/
ロボットを用いた心と身体のインタラクション
研究概要
ロボットがインタラクションを通して好みを学習してくれる技術、およびロボットを自分の身体のように動かす技術について研究しています。
研究者からのコメント
人と遊ぶためのロボットを開発されている企業、パーソナルエージェントを開発されている企業、ユーザが教育できるシステムにご興味がありましたらお声がけください。
研究実績
佐久間 拓人, 加藤 昇平, ユーザ報酬付与傾向を反映する擬人化エージェントによるボールを使ったやりとり遊び, 人工知能学会論文誌, Vol.31, No.6, pp.AG-A, 2016.Akinori Wakabayashi,Satona Motomura,Shohei Kato, Associative Motion Generation for Humanoid Robot Reflecting Human Body Movement, International journal of fuzzy logic and intelligent systems, Vol.12, No.2, pp.121-130, 2012.
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-17/
自己相似性に基づく画像再構成技術に関する研究
研究概要
自己相似性に基づく数理モデルを用いてセンサー等から取得した情報から画像を再構成する技術について紹介します。特にノイズ除去、欠損値の復元、ボケの復元、超解像、圧縮センシングなどへの応用に役立ちます。
研究者からのコメント
一部の観測情報から全体を復元する技術の研究をしています。本技術は衛星・天体・医療など得られる情報が限られるようなセンシングの場面において有効であると考えております。応用例:自然画像,動画像の処理・解析、 CT画像,MRI画像,PET画像,動的PET画像の処理・解析、 ハイパースペクトル画像(リモートセンシング画像)の処理・解析、音声信号,時系列信号の処理・解析など、興味のある企業様からのお問い合わせをお待ちしております。
研究実績
http://researcher.nitech.ac.jp/html/100000541_ja.html?l=ja&k=%E6%A8%AA%E7%94%B0&o=title&p=1
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-11/
換気時に帯電で花粉を吸着する網戸に関する研究
研究概要
コロナウィルスの蔓延により、居室の換気が必要になりました。換気時の居室への花粉流入は花粉症罹患者にとって問題です。逆極性に帯電する2枚の金網を用いた網戸により、居室への花粉流入を減少できます。
研究者からのコメント
⼤量⽣産にはメーカーの協⼒が必要です。 サッシメーカー、帯電装置メーカー、フィルタメーカー、換気装置メーカーなど、製品化に向けて中核を担う企業を探しています。この研究以外でも、花粉や帯電についてご相談がありましたらお声掛けください。
研究実績
特許出願済(未公開につき公表せず)
⽂献:今岡智輝, 伊藤洋介, 河辺伸⼆︓網⼾⽤⾦網の帯電が花粉の吸着に及ぼす影響, ⽇本建築学会⼤会学術講演梗概集, pp.781-782, 2022.09 ほか
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-411/
社会の問題解決を継続的にマネジメントする技術に関する研究
研究概要
少子高齢化等、外部環境の変化が進展している現在、システム工学・経営工学の専門的見地より、社会システムの問題解決について様々な関係者が継続的にマネジメントできるシステムを研究・開発しています。
研究者からのコメント
各種の連携にお困りのことがございましたら、お気軽にお声がけください。ご一緒に問題解決(=システムづくり)に取り組ませていただければ幸いです。現在、中小企業等の「健康経営」を効果的に推進する研究を行っています。健康経営推進でお困りの市町村行政あるいは中小企業様との共同研究を希望しています。
研究実績
横山淳一,「全国の地域職域保健連携推進事業の実態とその課題」,日本経営診断学会論集, vol. 19, 106-112 (2020)
横山淳一ら,「保健所との連携に関する市町村職員の意識実態と課題」,日本経営診断学会論集, vol. 18, 84-90 (2019)
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-300/
環境に根ざしたデザインによる地域、空間の魅力創出に関する研究
研究概要
人と環境の間にデザインが介在することで、暮らしはいっそう豊かになります。環境に根ざしたデザインの研究は勿論、ワークショップやアートプロジェクト等を企てデザインや造形の立場から地域の魅力創出を行います。
研究者からのコメント
これまでの実績から地域活性化や地域資源創出に関わる地方公共団体、企業、NPOと魅力ある地域環境の創出に向けて協働したいです。環境の魅力を伝えることを重視し関連するワークショップ立案運営やイラスト作成も行います。興味のある方はお問い合わせください。
研究実績
意匠登録・商標登録:「コンピカリ」、コンピカリ米袋,2015 論文:加藤里美、小松義典、石松丈佳:堀越哲美:中部地方にみられる伝統的農家住宅における鑑賞空間形態意匠の地域特性、人間と生活環境 第28巻 第1号 、2021
共同研究:石松研究室、JR沿線高架下リニューアルと地域資源を活用した賑わい創出を目的とした鶴舞公園の再整備計画の研究、共同研究 先;名古屋ステーション開発株式会社、2020-2021
ワークショップ:石松研究室、名古屋市美術館・科学館共同企画 サイエンス&アートフェスティバルにおける環境造形ワークショップ、2019
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-298/
耐震改修+自宅避難=ログシェルターに関する研究
研究概要
『耐震ログシェルター』は住宅全体を強くするという耐震補強効果に加え、万が一の超巨大地震による建物損傷時にも避難を回避し自宅に住み続けることが可能な生活空間確保の性能を持った木造耐震シェルターです。
研究者からのコメント
建築設計、住宅施工関連会社との連携をお願いしております。紹介した「耐震ログシェルター」は耐震改修を目的として開発した工法ですが、もちろん新築に用いることも可能です。安心のための+αの性能として、商品価値を向上させる技術として実用に結びつけることができればと思っています。
研究実績
特許番号(特願2017-004689), 『木造耐震シェルター及びその設置方法』
特許番号(特願2018-012847), 『木造耐震シェルター及びその施工方法』
美尾優太朗、井戸田秀樹、花井勉:105角製材を用いたログ耐力壁の提案、日本建築学会東海支部研究報告集,第57号,pp.97-100、2019.2
美尾優太朗・井戸田秀樹・花井勉・山根光・渡邉一茉:木造住宅の耐震補強効果を兼ね備えた高耐力耐震シェルターの開発 その1、その2、日本建築学会大会学術講演梗概集,構造III,pp.543-546、2019.9
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-297/
アクティブ・ラーニングと学び場 ―知的創造空間へ―に関する研究
研究概要
大学におけるアクティブ・ラーニングの推進、ラーニング・コモンズの導入の背景・現況分析を通して、これからの知的創造空間のあり方、作り方について研究しています。
研究者からのコメント
アクティブ・ラーニング導入に取り組む教育機関、知的生産性の向上に取り組む企業、イノベーションと空間づくりに関心のある企業等、社会全体に「学びの場」提供を構想する公共団体等 他にも、博物館の教育普及活動の研究、住宅の防犯環境設計など、空間計画・建築意匠に関して研究しています。お気軽にお問合せください。
研究実績
夏目欣昇:国公立大学図書館におけるラーニング・コモンズの整備状況、日本インテリア学会論文報告集、No.28、pp.49ー56、2018年3月
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-296/
生産性向上とともに能力を存分に発揮できる環境づくり
研究概要
『仕事はつらくて当たり前』なのでしょうか?精神面、肉体面の負担を軽減することにより、生産性向上を可能とする環境づくりを目指しています。SDGs目標8「働きがいも経済成長も」に貢献します。
研究者からのコメント
医療施設、航空機内環境、サービス施設など、顧客のための環境としては⾮常に優れているが、労働者の視点からは検討されたことのない施設、あるいはスポーツ施設、ライブ施設などアスリートやパフォーマーの⽬線で検討が必要な施設について、⾝体的負担および精神的負担を測定・評価し、施設計画の提案をすることを得意とする研究室ですので、お問合せください。
研究実績
遠藤 以央利,須藤 美⾳,『ファストフード店の厨房環境が調理従事者の疲労・パフォーマンスに与える影響の年齢層を考慮した評価,⽇本建築学会環境系論⽂集 掲載決定「第41回㤊野家賞 採択者「創造性を引き出す店舗設計が飲⾷業界に変⾰を促す」須藤 美⾳さん」
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-295/
AI,IoT,ビッグデータ活用のネットワークセキュア化装置に関する研究
研究概要
DX化で、情報システム、物理的な機器のサイバー攻撃も考慮したセーフティとセキュリティの向上が重要な課題です。サイバー攻撃下でもコントロールサービスを継続するための制御ネットワーク構造の開発を紹介します。
研究者からのコメント
セキュリティ関連技術のため、研究チームが責任を持って管理できる、大学内の実験室を主たる開発の場として使用します。企業内、各界へのサイバー攻撃デモンストレーションに使用可能。実際の現場で、プロトタイプのテストを受けていただける企業を募集しています。
研究実績
特願2020-001712『ネットワーク管理装置』特願2020-001713『制御ネットワークにおける通信監視システム』特開2018-073397『通信装置』特許6598288『動的ゾーニングプラントシステム』
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-5/
超安価な建築用5G対応広帯域電波吸収体の開発に関する研究
研究概要
従来の製造設備と安価なモルタル、発泡材料、電炉スラグを用いた広帯域電波吸収体です。従来の広帯域電波吸収体に比べて超安価に製造できるため、建築空間で電波を制御する材料として大量使用できます。
研究者からのコメント
大量生産には材料メーカーの協力が必要。基材にはモルタル以外を用いても良いので、分野を問わず電波吸収材料に関心があるパートナーを募集。電波を吸収しつつ音波を吸収する材料としての展開も考えているため、音波吸収についてのノウハウを持つパートナーも募集。
研究実績
中川 奏人, 伊藤 洋介, 河辺 伸二, 井上 裕太, 寺西 洸人: 電気炉酸化スラグ、軽量細骨材及び発泡スチロールビーズを用いたモルタルの加振時間が電波吸収性能に及ぼす影響, 日本建築学会東海支部研究報告集, vol.58, pp.1-4, 2020.2 特願2020-012321『電波吸収体及びその製造方法』
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-10/
人間の行為に即したデザイン家具に関する研究
研究概要
超高齢社会に向けて、歳を重ねても使い続けられる家具やインテリアの研究成果より、次世代デザインを提示します。
研究者からのコメント
体圧分布計、筋電計、モーションキャプチャなどを用いて人間工学の視点から調査をおこなっています。人間の行為と関係が深い、「家具」や「空間(インテリア)」の分野で協⼒できる企業を募集しています。家具メーカーなどを始め、内装メーカーなど新しい事業に展開しようとしているメーカーと共同して研究を行います。東海圏で活躍する企業を歓迎します。
研究実績
伊藤孝紀,平翔,⽊暮優⽃: 「多姿勢対応における椅座位姿勢と座り直し動作の検証- ダイニングテーブルとダイニングチェアを対象とする-」⽇本建築学会計画系論文集第81巻第730号, 2573-2583, 2016
伊藤孝紀,⽊暮優⽃,堀涼太,⻄⽥智裕: 「筋活動と関節角度からみた立ち上がり動作と座り直し動作の検証」⽇本建築学会計画系論文集, 第82巻第740号, 2541-2551, 2017
特願2017-208947, 『椅子』・特願2019-170246, 『テーブル類』・特願2020-138174, 『スツール』
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-15/
コンニャク石に学ぶ新たな免振基礎の開発に関する研究
研究概要
コンニャク石がもつ遊び(ひび割れ)と相互に連結する(インターロッキング)構造を、3次元のジグソーパズルのようなブロックとして再現し、インフラの新たな免振基礎として提案します。
研究者からのコメント
本技術の実用化に向けて、スケールアップ・用途開発など連携をしてくださる企業様を求めています。
研究実績
特開2020-147964『新規振動吸収ブロック(免震構造体)とその製造方法』
参考URL
https://technofair.web.nitech.ac.jp/seeds/seeds-0-18/
センターによる研究支援体制
研究支援
拠点と協働することにより、企業での研究開発課題を大学研究者と解決して頂けます。
科学技術相談: https://sanren.web.nitech.ac.jp/sangaku/soudan/
施設・設備
最先端大型設備を利用して頂けます。
分析装置・機器紹介: https://kiki.web.nitech.ac.jp/list/
研究シーズ
国内トップレベルの研究シーズとのマッチングが可能です。
名工大テクノフェア2022: https://technofair.web.nitech.ac.jp/
人材育成
企業からもニーズの高いリカレント教育・人材育成に力を入れています。
工場長養成塾: https://kojocho-juku.web.nitech.ac.jp/
ロボット・IoT導入およびサイバーセキュリティ対策専門人材育成講座: https://nri.web.nitech.ac.jp/seminar/nit/
3D-CAD設計技術者育成講座: https://www.nitech.ac.jp/o_gakumu/nitech-3dcad/index.html
上記以外で企業に対してPRしたい拠点の特徴
未来通信研究センターでは、デジタル社会を支える通信,特にその高信頼化の研究を実践するイノベーションハブの実現を目指し, デバイス・システム等のハードウェアに立脚したシステム完全性の先導研究と国際標準化による社会実装をを行っています。: http://cfcr.web.nitech.ac.jp/
研究事例
日本ガイシ 革新的環境イノベーション研究所
概要
「日本ガイシ 革新的環境イノベーション研究所(略称:NIL)」は、内閣府「革新的環境イノベーション戦略」(2020)に基づき、エネルギー・環境分野において革新的なイノベーションを創出し、温室効果ガスの大幅削減に最大限貢献します。
連携先
2021年4月1日~、日本ガイシ株式会社
成果
次世代パワー半導体材料である次世代パワー半導体用ウエハーと高性能蓄電池材料である高イオン伝導性セラミックス製の固体電解質、セパレーターの開発を行っています。
活用できた拠点の特徴など、PR
「組織」対「組織」の連携することで、交流の場を設計、研究テーマの創出、研究開発に関するマネジメントを行うことで迅速な新規材料の創出に取り組んでいます。
メニコンフューチャーデバイス研究講座
概要
メニコンとの共同研究により得られた成果を更に発展させ、「構造制御ならびに新製法による新規コンタクトレンズ用素材の設計」を目指しています。
連携先
2020年 8月 1日 ~、株式会社メニコン
成果
メニコンが約70年積み上げてきたコンタクトレンズ素材、及びその製造方法に関するノウハウと、本学が有する高分子科学の学術研究の知見を組み合わせ、付加価値の高い材料、イノベーティブな製法を組み合わせることで、皆様のより良い視力の提供に貢献しています。
活用できた拠点の特徴など、PR
大学の最先端設備群を活用し、大学研究者と企業研究者が一体となって研究データの解析することで、製品開発への迅速なフィードバックに繋げています。
実用化に資するプロセスで創出するリチウムイオン電池の結晶シリコン負極の開発
概要
リチウムイオン電池の高容量化には、負極材料の転換が求められています。ナノシリコン材料は従来のカーボンより9倍の容量特性があり、次世代技術として注目されています。しかし、ナノシリコン材料における課題は耐久性であり、充放電時の膨張・収縮に伴い構造が壊れてしまい、サイクル特性が劣化してしまいます。本研究ではこの課題を解決するナノ構造を有するシリコン材料を開発します。
連携先
連携先未定
成果
特願2021-122679 シリコンポーラス層とポーラスシリコンナノワイヤーを備えるシリコンナノ構造
活用できた拠点の特徴など、PR
ナノシリコンの作製技術や知財のノウハウ
本研究グループでは、ナノシリコンでリチウムイオン電池だけでなく、太陽電池や熱電変換素子などの、求められる構造が異なるデバイスへ応用を報告しています。我々の持つ技術を生かして、一緒に開発をしていただけるパートナを求めています。
3Dプリンターの新規利用法としての異種ポリマーパターニングと機能開拓
概要
1900年代の人工樹脂の誕生以来、樹脂は“均質であるもの”という考えが盲目的な概念として一般化されています。一方で、本取り組みは、 “異種ポリマーのパターニングという概念”を導入することで力学物性向上・機能拡張を目指すという点で、アイデアの独創性があります。通常、樹脂の力学物性は構成ポリマーの分子特性に基づいて制御されますが、本技術では、単一のポリマーでは表現できない力学的特異性を、異種ポリマーパターニングにより広範に表現し得るという点で、一般概念を突破する革新性があります。
連携先
連携先未定
成果
特願2022-066342、パターニングポリマーゲル及びその作製方法 ②特願2022-066300、光パターニング重合による弾性率局所可変フィルム及びその作製方法
活用できた拠点の特徴など、PR
パターニングフィルムの可能性を一緒に探索しましょう。複数種のポリマーを適材適所で配置したパターニングフィルムは、その組み合わせおよびデザインにより機能の無限の拡がりが期待(材料設計の多様化)できます(様々なニーズへ対応)。特に力学物性に関して、既存の単一ポリマーから成る樹脂では成し得ない効果を探索することで、新規樹脂・新規産業創出にアプローチします。
拠点詳細
【拠点名】
名古屋工業大学 産学官金連携機構
【住所】
名古屋市昭和区御器所町字木市29番
【HP】
https://sanren.web.nitech.ac.jp/
【連絡先】
liaison@adm.nitech.ac.jp