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岩手大学
ものづくり技術研究センター

拠点の特徴

  • 金型
  • 鋳造
  • デバイス

研究概要

金型技術、鋳造技術及び複合デバイス技術に関する研究開発を行っています。

研究者からのコメント

地域と大学との連携のもと、金型技術、鋳造技術、生産技術の創造と実用化に取り組み、地域産業の活性化と人材育成を推進します。

研究実績

文部科学省地域イノベーション戦略支援プログラム「いわて環境と人にやさしい次世代モビリティ開発拠点」

  • 微細金属部材を用いたインサートモールド技術の開発
  • 次世代自動車部材用鋳造品の高強度技術の開発
  • 新機能材料の創出と車載デバイスの開発

参考URL

http://www.se.iwate-u.ac.jp/monodukuri

センターによる研究支援体制

ものづくり技術研究センターは、学術的な研究、ものづくり技術の高度化、新産業・新製品の創出、国際的な研究者や技術者の育成を行い、地域連携型ものづくり研究開発拠点の構築を目指しています。センターでは、「金型技術研究部門」、「鋳造技術研究部門」及び「生産技術研究部門」が置かれています。金型技術研究部門では、金型の設計、加工、表面処理などの要素技術をプレス加工、モールド加工の応用技術を通じて、地域の産業振興を図っています。鋳造技術研究部門では、鋳造技術の研究開発の拠点として鋳造技術教育、研究、人材育成を行っています。生産技術研究部門では、様々な産業にとって有用な生産技術の創造と実用化に取り組んでいます。また、金型、鋳造、複合デバイス技術分野において、地域企業が欲する、高付加価値を付与する研究開発からそれを可能にする生産技術(材料、設計、加工、成形、評価、コスト計算)、経営(MOT)までを一貫して理解できる高度技術者を育成することを目的として、「21世紀型ものづくり人材岩手マイスター育成」を地域と連携して実施しています。

拠点からのメッセージ

研究事例

微細金属部材を用いたインサートモールド技術の開発

概要

自動車用コネクターの開発にあたって重要視したのは、微細金属部材のプレス加工と、その微細金属部材の樹脂内一体成形技術の精緻な合わせ込みです。

成果

研究シーズ(バリレスプレス技術)と樹脂流動解析を行い、県内金型企業と共に当拠点のプレス機と射出成型機を利用して試作品を開発しました。

次世代自動車部材用鋳造品の高強度技術の開発

概要

自動車鋳造部品の開発にあたって重要視したのは、製品の材質と製造不良(湯流れ不良)対策です。

成果

研究シーズ(黒鉛微細化溶湯処理技術)と鋳造シミュレーション解析により、高性能鋳鉄材料を提案しました。

新機能材料の創出と車載デバイスの開発

概要

新機能材である酸化亜鉛(ZnO)系材料を用いた光-電子デバイスの特性向上とそれらの実用化のため、ZnO単結晶基板を用いた発光ダイオード(LED)と紫外線センサの開発・量産化技術の確立を行っています。

拠点詳細

【拠点名】
ものづくり技術研究センター

【住所】
〒020-8551 岩手県盛岡市上田4-3-5

【HP】
http://www.se.iwate-u.ac.jp/monodukuri

【連絡先】
金型分野:nis@iwate-u.ac.jp
鋳造分野:hiratsuka@iwate-u.ac.jp
生産分野:osada@iwate-u.ac.jp

パンフレット(PDF)をダウンロード