概要
有機トランジスタは移動度を高める開発が行われa-Si以上の性能が得られているものの、一般的には移動度は3㎠/Vs未満です。移動度を高めることで使用可能なアプリケーションが広がるため、高移動度化が望まれています。本共同研究では従来を大きく超える移動度を有する有機トランジスタの開発を行いました。
連携期間、連携先
連携先:ウシオケミックス
成果
p型有機半導体5H-21DNTTを用いて移動度15㎠/Vsの有機トランジスタを開発しました。この値は世界トップレベルであり、本有機トランジスタを利用すれば従来できなかった高速デバイスが実現可能となります。
活用できた拠点の特徴など、PR
当グループは有機トランジスタ開発を長年進めてきました。そのため、有機トランジスタの材料、作製プロセス、評価・分析に関する知識を構築しています。こうした私達の保有するスキルと企業のスキルを融合することで、高性能デバイスの開発を迅速に進めることが可能となります。