概要
エネルギーを大量消費する有機溶媒蒸留プロセスを膜分離で置き換えられるようにするプロジェクトを複数の企業と進めています(企業と共に応募した競争的資金も活用)。膜で有機溶媒を分離できれば、蒸留の1/100という圧倒的な省エネルギー化が可能になります。有機溶媒中の目的物質の分離や、溶媒-溶媒間の分離も可能になる膜などの開発を進めています。膜材料としても耐溶剤性ポリマーを用いた有機膜、セラミック材料を用いた無機膜、有機-無機材料を用いたハイブリッド膜など複数のアプローチで開発を進めています。また、油水分離膜の開発も進めています。