概要
企業との連携により全固体電池正極用のコーティング技術を開発しました。本技術は山形大学と第一稀元素化学工業株式会社とが開発した特殊セラミックスを含むコーティング溶液と、フロイント産業が開発したコーティング装置とを組み合わせたもので、ナノメートルの厚みでセラミックスを均一に正極へコーティングすることができます。本技術により全固体電池の寿命を従来のリチウムイオン電池と同等にできる可能性があります。
連携期間、連携先
連携期間:2015年~
連携先:第一稀元素化学工業株式会社、フロイント産業株式会社
成果
企業連携により全固体電池正極用のコーティング技術の開発に成功しました。これによって全固体電池の中で固体電解質が正極を分解することを防ぎ、全固体電池の寿命が短くなるという課題がクリアできました。また本技術は全固体電池だけでなく従来のリチウムイオン電池にも応用でき、電池寿命を長くするための有効な技術となります。